出版社内容情報
少年が罪を犯したらどうなるのか? 選挙権の18歳への引き下げで揺れる「少年法」について、その内容と役割をわかりやすく解説。
【著者紹介】
千葉大学教授
目次
第1章 少年法って何だろう?(法律って何だろう?;少年法ってどんな法律?;子どもって何歳まで?;子どもの権利を守る;犯罪と刑罰 ほか)
第2章 少年法の役割(非行少年はどうあつかわれるの?;家庭裁判所の役割;調査官ってどんな人?;少年審判って何?;少年鑑別所の役割 ほか)
著者等紹介
後藤弘子[ゴトウヒロコ]
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。立教大学法学部助手、東京富士大学経営学部共助教授などを経て、2004年より千葉大学大学院専門法務研究科教授。日本犯罪社会学会理事、千葉家庭裁判所委員会委員、東京少年鑑別所視察委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あおい
12
子供って何歳まで?罪を犯したらどのような手順で裁かれるのか?少年法やその役割についてわかりやすく書かれています。2016/06/08
モルテン
7
本当によくわかる!図書館で目にして借りて読んだんだけど、本当によくわかるし、素晴らしい内容。少年法の説明の前に子どもの権利の説明があるのがすごくいい。その後、「子どもが犯罪を行った場合、少年法では「その子が解決できない問題をかかえていて、その問題が犯罪として表現された」と考えます。」「少年法では、「非行を行ったということは、他人の権利を侵害してはいけないことや、社会のルールを守らなければならないことを、親(保護者)が子どもにじゅうぶんに教えてこなかったことを示すサインである」と考えています。」素晴らしい。2016/01/31
TAGO
2
「ケーキの切れない非行少年たち」を読んだ後、少年院について知りたくて借りた本。 非行少年が検挙されて家庭裁判所で審判され、その後、社会、学校、家庭に戻るまでのルートがひと目で分かり易くまとめてあり、勉強になりました。 この本があれば、今までいまいち理解出来てなかったドラマや映画での非行少年検挙後のシーンも本と照らし合わせて確認しながら観ると理解が深まりそうです。 2019/11/10
とりぞう
2
情報は新しい。ただ、これをみても少年法とか少年審判とか、あるいは少年刑務所の実態とかはわかるまいなあ。ぼくの専門分野だったのでまあ「それじゃあわからねえだろ」の不満はあり。でもまあ「興味をもたせる」ことはできるのかな。2016/02/06
naarun_
1
少年法について子ども向けに書かれており、とっかかりとしては読みやすく理解しやすい内容。ただ、少年法についての知識を増やしたいという目的で読むには、内容が薄い(子ども向けだから仕方ないけど)この本で概要を掴んで、他の本で深めて行くのが良さげ