内容説明
ホウロウ看板、リヤカー、オート三輪、駄菓子屋、ジュースの素、天花粉、赤電話、ちゃぶ台、縁側…昭和の記憶の宝箱をあけてみよう。
目次
第1章 昭和のまちかど、住まいの記憶(懐かしのまちかど;なじみの商店街 ほか)
第2章 朝は大忙し・おはよう(目覚めは牛乳配達の音で;井戸端で顔を洗って、歯磨き ほか)
第3章 買い物に出かける(自転車でお買い物;買い物を変えた電気冷蔵庫 ほか)
第4章 家族だんらん(休日は、家族そろってお出かけ;晩ご飯はカレーだ! ほか)
著者等紹介
市橋芳則[イチハシヨシノリ]
1963年愛知県犬山市生まれ。1986年南山大学文学部人類学科卒業。1988年同大学院文学研究科文化人類学専攻博士前期課程修了。1988年師勝町(現・北名古屋市)に学芸員として採用、1990年歴史民族資料館開館。1993年より昭和の生活資料の収集に取り組み、現在に至る。現在、北名古屋市歴史民俗資料館館長(学芸員)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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keroppi
73
ページをめくれば懐かしい昭和の風景が蘇る。あーこういうのあったなあ。あの頃、こんなことしてたなあ。ノスタルジーに浸ってしまうが、最近リニューアルした西武園ゆうえんちは、昭和がテーマらしい。こんな風景が、今の人には新しいのかもしれない。読友さんたちと行った上野の「下町風俗資料館」にもこういう展示があったなぁと思い出した。また、読友さんたちと色々行きたいなぁ。2021/05/31
陽子
22
図書館で発見した本。主に昭和30年代の暮らしの様子がたくさんの写真で見ることができる。出生以前だが、幼少時代におぼろげに記憶にあるものもいくつかあり、懐かしい祖父母の家を思い出した。 電化製品、家具、お菓子、おもちゃ、雑貨、食品のなかなか見ることが難しくなったパッケージもたくさん載っている。小説「ナミヤ雑貨店の奇跡」や「流星ワゴン」に登場するような風物や風景が蘇る。眺めながら博物館に行ったような心境になれる本。2020/08/22
fu
18
昭和30年代の日常を中心とした生活の風景が写真からうかがえる。まだ自分自身は生まれてもいない時代だというのに、ページをめくると、次々見覚えのあるものが登場し、懐かしさでいっぱいになる。牛乳配達のカタカタびんが鳴る音、粉末歯磨き粉、黒電話、テレビの布カバー、ちゃぶ台等。都会暮らしの自分の家にはすでになかったが、田舎の祖父母の日常生活そのものだったから。2016/09/19
バニラ風味
17
昭和はこんな暮らしだった。こんな物があった。という写真と解説。小さい頃は、普通に駄菓子やさんで買い食いしてたし、確かに朝は牛乳配達の人のガチャガチャの音で目が覚めたりしてました。縁側でひなたぼっこしたり、買い物かごで近所のお店にお買い物。角のお店に、おじいちゃんのタバコを買いに行ったりしたなあ、と懐かしく思い出しました。家に、オルゴール(赤とんぼの曲)がついた、アイボリー色の扇風機があって、大好きでした。どんどん変わっていきますね、世の中。2019/06/20
犬養三千代
4
再読。パラパラ暇つぶしには良い。2019/02/25