ロングトレイルを歩く―自然がぼくの学校だった

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ロングトレイルを歩く―自然がぼくの学校だった

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  • サイズ B6判/ページ数 135p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569783383
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0026

出版社内容情報

山頂を目指すのではなく、自然を感じつつ山麓を歩くロングトレイルという山の歩き方。日本の第一人者が自然保護の思いとともに語る。

【著者紹介】
ネイチャーライター

内容説明

自然の、文化の、歴史の一歩一歩を、本当に充実した気持ちで楽しむロングトレイルという山歩きを、多くの日本人、特に若い人たちにぜひ知ってもらいたい―。ロングトレイルの第一人者が、その魅力と自然保護への思いを語る。急逝した日本を代表するネイチャーライターからの伝言。

目次

第1章 自然との出会い
第2章 八ヶ岳南麓
第3章 樹は森の哲学者
第4章 ロングトレイルという文化
第5章 国立公園の生かし方
第6章 日本のロングトレイル

著者等紹介

加藤則芳[カトウノリヨシ]
1949年、埼玉県生まれ。ネイチャーライター。早稲田大学政経学部卒。角川書店編集部に勤務の後、八ヶ岳に移住。アメリカの「自然保護の父」と呼ばれるジョン・ミューアに深い感化を受ける。バックパッカーとして世界各地を歩き、国内外の自然保護やロングトレイルなどをテーマに執筆活動を続けた。日本における第一人者として、信越トレイルをはじめ三陸復興国立公園など、日本のロングトレイルの普及と、自然保護のために尽力した。著書に、1999年度「JTB紀行文学大賞」を受賞した『ジョン・ミューア・トレイルを行く―バックパッキング340キロ』など多数。2010年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症。以後、闘病中も講演やインタビューなどの活動を続けた。2013年4月17日永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

23
米国発祥のロングトレイル文化とは何かということを必要十分に伝えてくれる記述はもちろんのこと、自然に親しむことを心から愛し、その心に従って歩んだ人生の軌跡は本当の幸せについて一つの典型を示してくれると思う。P58の「歩く旅の幸せと歩く者の特権」の一文はひと際味わい深い。心血を注いだ和製ロングトレイルである信越トレイルの成功を始め、ロングトレイルそして歩いて旅をすることは日本の自然、これと密接不可分な文化を味わう観光の一つの在り方としてより重視すべきと思う。第5章の日本の国立公園について述べた章は制度自体の2018/05/20

kiho

6
トレイルを通じて大自然を感じることが加藤さんの最高の喜びだったことが伝わってくる☆思わぬ病のこともこの本が遺作になったことも読んで初めて知りました。日本のトレイルの魅力も開拓された方だけに、自然の道を歩む純粋な心持ちが輝いて見えてくる…歩くことの喜びと意味を感じた。2014/03/31

Kazyury

4
「ロングトレイル」の魅力を十分に伝えているとは言い難いが、比較的短く、読みやすい文章でロングトレイル文化に対する著者の熱意は伝染した。 故人となられていますが、ロングトレイルという文化を教えていただいたことに感謝します。2019/04/13

Daisuke Toyoda

3
加藤則芳さんの遺作。加藤さんの若き日の足跡、自然保護にかける思い。ロングトレイルという登山とはまた違った山歩き、山旅のスタイル。加藤さんの残してくれたメッセージを心の片隅において、自分なりにアウトドアを楽しんでいきたい。2013/09/02

T・Shirai

2
 2013年に惜しくも亡くなられたネイチャーライター加藤則芳氏の自然保護、ロングトレイルへのメッセージが込められた本。本のカバーに書かれていますが、「ロングトレイル」とは、険しい高山の頂上や人跡未踏の世界をめざすのではなく、山麓や山の道を、自然を守り、楽しみながら、何日も何か月も歩く、もうひとつの山歩き、というものです。とても美しく印象深い言葉が多くある本です。もうひとつの山歩き、という言葉に共感しました。2014/11/08

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