出版社内容情報
子孫を残すために、花をさかせて昆虫に花粉を運んでもらう虫媒花。そこには、どんな知恵と工夫があるのか。多くの写真でさぐります。
【著者紹介】
東京大学大学院農学生命科学科教授
目次
第1章 花とはなんだろう?(花はなぜさくの?;受粉するための花の知恵 ほか)
第2章 花にあつまる昆虫(花をおとずれる昆虫のいろいろ;昆虫たちの食事とえさあつめ ほか)
第3章 花と昆虫の知恵くらべ(受粉をめぐる花のなやみ;パーティーを開くタイプの花 ほか)
第4章 花と昆虫のきずな(共進化がもたらしたもの;生態系のしくみと花と昆虫)
著者等紹介
松田喬[マツダタカシ]
1945年、北海道新得町生まれ。埼玉大学卒業。高校生のころから動物の行動について興味を持ち、観察をはじめる。大学卒業後、埼玉県で高校の教員をつとめるかたわら、シラコバト、カッコウなど鳥の研究・写真撮影を行う。1998年に栃木県に移り、ハチを中心に花と昆虫の観察・写真撮影を始める
鷲谷いづみ[ワシタニイズミ]
1972年、東京大学理学部生物学科卒業。1978年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(理学博士学位取得)。1992年、筑波大学生物科学系助教授。2000年、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。日本学術会議会員、中央環境審議会委員。1997年、第5回花の万博記念奨励賞受賞。2008年、環境保全功労者環境大臣賞受賞、2013年緑の学術賞受賞。専門は生態学で、生物多様性と自然再生を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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