出版社内容情報
なぜ、世界の多くの動物たちが絶滅の危機に瀕しているのか。本書は、絶滅危機下にある動物たちを写真で紹介し、その原因に迫る。
目次
1 なぜ野生動物たちは絶滅の危機に追いやられているのか(人間が野生動物たちを絶滅の危機に追いやっている;生息地の消失/食べ物の減少;違法な乱獲/生態系の崩壊;外来種の進入/伝染病;環境汚染/人間活動によって劇変する気候)
2 世界中で絶滅の危機に立たされている野生動物たち(アフリカ;北米・中南米;ユーラシア(アジア・ヨーロッパ)
オセアニア
北極圏
南極圏
海洋)
3 データ編―絶滅危機動物リスト(世界の絶滅危機動物種数;絶滅危惧種が多く生息している国ランキング;日本の絶滅危機動物リスト)
著者等紹介
藤原幸一[フジワラコウイチ]
生物ジャーナリスト。ネイチャーズ・プラネット代表。ガラパゴス自然保護基金(GCFJ)代表。学習院女子大学非常勤講師。秋田県生まれ。日本とオーストラリアの大学・大学院で生物学を専攻し、グレート・バリア・リーフにあるリザード・アイランド海洋研究所で研究生活を送る。その後、野生生物の生態や環境問題に視点をおいた生物ジャーナリストとして南極、北極、アフリカなど世界中で取材を続けているほか、20年以上通い続けているガラパゴス諸島で、2007年より植林活動を始めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ひじり☆
7
道徳の教材研究として勉強。人間の欲望による絶滅動物達実態を知りゾッとした。物凄く分かりやすい。2017/02/05
majiro
3
とてもためになった。うーん、熱帯雨林の伐採、うーん。日本の杉の伐採じゃだめか、うーん。2013/03/31
ようこ
3
絶滅の危機にあるかどうか、ということが基準になっている動物の図鑑。どうして数が減っているのか、どの程度絶滅が差し迫っているのかを地域ごとに理由もわかりやすく解説している。これを読むと改めて人が野生動物に及ぼす影響の大きさに驚く。それから動物園などでふつうにみられるアジアゾウがパンダやサイなどと並び危機レベルが最高のIというのが印象的。2013/03/23
Opus13
0
備忘に。アフリカ/北米・中南米/ユーラシア/オセアニア/北極圏/南極圏/海洋 の7区分。絶滅の原因は▼生息地の消失▼食べ物の減少▼違法な乱獲▼生態系の崩壊▼外来種の侵入▼伝染病▼環境汚染▼人間活動によって激変する気候。登場する動物たちは、これらの2〜7つの複合要因に脅かされている。タイトルは「絶滅危惧」でなく「絶滅危機」。2025/05/03