出版社内容情報
小さなくもの「ちゅいえこ」の新しい住まいは、小道具屋の置時計の中。ある日、ちゅいえこは、置時計の底に封筒を発見。その中身とは?
内容説明
ちゅいえこは、小さなくもの女の子。古道具屋にすんでいます。ある日、置き時計のなかに、茶色いふくろを見つけます。お店のおじいさんに知らせるため、糸をかけますが…。ハラハラドキドキ、心あたたまるお話。小学1~3年生向。
著者等紹介
森川成美[モリカワシゲミ]
1957年生まれ。大分県大分市出身。東京大学法学部卒業。日本児童文芸家協会、日本児童文学者協会会員。『季節風』同人。第18回小川未明文学賞優秀賞受賞
佐竹美保[サタケミホ]
富山県生まれ。SFやファンタジーの挿絵を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
10
小さなクモのちゅいえこの暮らしと冒険。古道具屋に置かれた売り物の道具のなかに一生懸命巣を張り、その美しさ、すばらしさに自分で悦に入るちゅいえこ。寂しがりやのくせに、ちょっと世話好きな面も。ピンときた勘で、もう動くことはないと思われていた手巻きの置き時計の復活に一役買う。危ない目にもあったけれど、ちゅいえこの活躍なしには、できなかったこと。誰の助けも借りずに、たったひとりでなし得たことからわかるように、小さなちゅいえこの自立心が旺盛なことがよくわかる。佐竹美保さんの挿絵も豊富で楽しい。2015/07/23
izw
8
ちゅいえこは、古道具屋にすんでいる小さなくもの女の子。大好きな扇風機に住んでいたのに、売れてしまって、次は置時計の中。こんなかわいい話を読むと、くもの巣がかかっていても、ほのぼのとした気持ちで見ることができますね。2022/11/27
亮さん
7
くもと扇風機の関係いいなぁ。 ゼンマイを巻く時計か。そう言うレトロな時計もいいかもしれない。2017/02/19
2時ママ
5
次女 小3 ひとり読み。2019/04/26
ようこ
2
クモというキャラクターにするにはちょっと難しいいきものが主役のお話。いじらしくて優しいちゅいえこの様子に癒されるが、オオグモもいるし今後が心配2013/03/18