出版社内容情報
聴覚障害に加え、遺髪の科学的な分析から肉体的に相当な苦痛をこらえて作曲をしていたベートーヴェンの闘いが甦るノンフィクション!
【著者紹介】
作家、脚本家、プロデューサー
内容説明
病に苦しみ、耳が聞こえなくなっても、最後まで作曲を続け、300曲以上の作品を残した偉大な作曲家ベートーヴェン。その死の床で少年が形見として切りとった髪の房。約170年ものあいだ数奇な運命をたどり、1994年に二人のアメリカ人の手に渡った。作曲家の熱心なファンである二人は、最新の科学技術を利用して遺髪を調べることで、ベートーヴェンの長年の病気の原因など、これまでわからなかった真実を探ろうと考えた。…ベートーヴェンの生涯をたどりながら、遺髪がアメリカにやってくるまでと、遺髪の科学調査の過程を追ったYA世代に贈るノンフィクション物語。
目次
ベートーヴェン―一房の髪
謎解きのはじまり
ベートーヴェン―若き、たぐいまれなる才能
音楽こそが特効薬
ベートーヴェン―このみじめな人生
ベートーヴェンの髪を切りとった少年
父から息子へ
ナチを逃れて
希望への脱出
オークションにかけられた髪
ベートーヴェン―歓喜の歌
夢を抱いた二人のアメリカ人
デンマークからアリゾナへ
ベートーヴェン―不名誉なできごと
科学が昔の謎を解き明かす
歴史の知られざる秘密
残された謎と重要な答え
ベートーヴェン―芝居の終わり
著者等紹介
マーティン,ラッセル[マーティン,ラッセル][Martin,Russell]
小説、ノンフィクション、テレビシリーズ、映画などで、数々の話題作を生んでいる作家、脚本家、プロデューサーである。“Beethoven’s Hair”(『ベートーヴェンの遺髪』高儀進訳、白水社)は米国でベストセラーになり、20カ国語以上に翻訳された。カリフォルニア州在住
ニブリー,リディア[ニブリー,リディア][Nibley,Lydia]
本の執筆のほか、数々の映画、テレビのプロジェクトにかかわり、高い評価を得ている。カリフォルニア州在住
児玉敦子[コダマアツコ]
東京都生まれ。国際基督教大学教養学部社会科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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