出版社内容情報
古くから日本を支配してきた勤勉さの正体とは。
「仕事に対する熱意」は対象14カ国中最低にも関わらず、休みをとらない日本人。私たちに生じている「やる気のパラドックス」とは?
「こんなに残業しています。だから、認めてください」
▼――あなたの心の片隅にも、こんな考えがありませんか?
▼
▼働く環境において特殊な状況にある日本。
▼有給休暇はあまりとらず、残業も多い。
▼しかし、「仕事に対して非常に高い熱意を感じている日本人はわずか九%」という調査結果がある。つまり、日本人の九割はやる気が無いのだ。
▼勤勉で知られる日本人のそうした実態が、国際競争力の低下を招いている。
▼本書では、そうした日本の労働環境を「やる気」という観点から鋭く分析していく。
▼
▼たくさん働くけれども、やる気がない。
▼やる気のアピールは多いが、実体がない。
▼
▼そんなやる気のパラドックスと呼べる現象の要因は、「五つの足かせ」と「二つの主義」だった――。
▼人事管理研究の第一人者が説く、新しい労働観と管理論とは?
●まえがき
●第1章 「見せかけ」が通用しなくなった
●第2章 何が意欲を失わせているか
●第3章 二つの主義をめぐる皮肉な結果
●第4章 「やる気のパラドックス」はなぜ起こる?
●第5章 「やらされ感」から「所有感」へ
●第6章 部下の管理は「腹八分」で
●第7章 上手な「片手間」とは?-スイーパー・リーダーシップ
●あとがき
●参考文献
内容説明
9割の日本人は“やる気”がない!?管理職が陥りやすい「ワナ」を徹底検証。
目次
第1章 「見せかけ」が通用しなくなった
第2章 何が意欲を失わせているか
第3章 二つの主義をめぐる皮肉な結果
第4章 「やる気のパラドックス」はなぜ起こる?
第5章 「やらされ感」から「所有感」へ
第6章 部下の管理は「腹八分」で
第7章 上手な「片手間」とは?―スイーパー・リーダーシップ
著者等紹介
太田肇[オオタハジメ]
1954年、兵庫県但東町生まれ。神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。京都大学経済学博士。国家公務員、地方公務員を経験ののち、三重大学人文学部助教授、滋賀大学経済学部教授などを経て2004年より同志社大学政策学部教授。専門は組織論、人事管理論。とくに個人を生かす組織・社会について研究。08年より日本表彰研究所の所長も務める。著書に『プロフェッショナルと組織』(同文舘、1993年、組織学会賞)『仕事人と組織』(有斐閣、1999年、経営科学文献賞)『ベンチャー企業の「仕事」』(中公新書、2001年、中小企業研究奨励賞本賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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