出版社内容情報
意外と知らない幕末の真実を一挙紹介。
坂本龍馬や西郷隆盛など、幕末に活躍した英雄の意外な側面や、事件や出来事の真実を一挙紹介。幕末にますます興味がもてる一冊。
新撰組一番の剣の使い手といわれる沖田総司。池田屋事件で、喀血し、隊士達に野外へ運び出される……、映画やマンガでおなじみのシーン。しかし、主だった資料には、喀血の事実はでてこない。なぜ、このようなシーンは生まれたのか? 勝海舟が新政府の最高実力者西郷隆盛と会談し、成立したという江戸城無血開城。しかし、二人が会談する前に江戸城の開城は決まっていた。という、歴史的な事柄から、大河ドラマで人気を博している坂本龍馬の女性の趣味まで、普段われわれが見聞きしている幕末の出来事を資料から読み解き、意外な真相を紹介。幕末の歴史観が変わる!
●はじめに
●第1章 外国人との接触
●第2章 幕府を守ろうとした幕末人物の意外な話
●第3章 新政府をつくるため働いた志士達の驚きの逸話
●第4章 幕末に起こったすごい事件簿
●第5章 幕末の知られざる学問・思想・世相
●おわりに
●参考文献
内容説明
沖田総司は池田屋事件で喀血しなかった!若き日の伊藤博文はテロリストだった!江戸城の無血開城は、始めから決まっていた!あなたがいままで当たり前だと思っていた歴史観が変わる。
目次
第1章 外国人との接触(ペリーの来航を一年前から知っていたのに、なぜ幕府は無策だったのか;外国人の食習慣に大きなショックを受けた日本人 ほか)
第2章 幕府を守ろうとした幕末人物の意外な話(開国を決意した老中・阿部正弘の実施した安政の改革とは?;井伊直弼の有為転変の人生とは? ほか)
第3章 新政府をつくるため働いた志士達の驚きの逸話(のちに総理になる伊藤博文はテロリストだった!?;桂小五郎と幾松 ほか)
第4章 幕末に起こったすごい事件簿(幕末、ロシアの植民地にされかけた対馬;生麦事件がきっかけで発生した薩英戦争 ほか)
第5章 幕末の知られざる学問・思想・世相(幕末に大流行したコロリという病の恐ろしさ;幕末の志士を育んだ日本の教育土壌 ほか)
著者等紹介
河合敦[カワイアツシ]
1965年、東京都生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了(日本史専攻)。現役の高校教師として日本史を教えるかたわら、歴史作家・歴史研究家として多数の著書を執筆。第17回郷土史研究賞優秀賞(新人物往来社)、第6回NTTトーク大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あきこ
148cm