角川文庫<br> 柳橋物語

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角川文庫
柳橋物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041062364
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

苦境の中にあっても、たくましく生き抜いてみせる――周五郎の名作第三弾!気丈で働き者のおせんは、おとなしく控えめな庄吉と、乱暴者だが闊達な幸太の2人から相次いで求愛を受ける。幼さゆえに同情と愛とを取り違え、上方に修行へ行く庄吉の「待っていてくれるか」という言葉を受け入れた彼女は、しきりに会いに来る幸太のことをすげなく突き放す。たいへんな大火事が起きたのはそんな時だった。おせんは病気の祖父をかばって逃げ遅れ、窮地を救ってくれた幸太は、火に追われ逃げ込んだ川の中で、濁流にのまれ命を落としてしまう。火事で一切の身寄りをなくしたおせんは、幸太と不義を働いたという根も葉もない噂で心身ともに追いつめられてゆく。追い打ちをかけるように、月日を経て再会した庄吉からも幸太との不義を疑われ、婚約破棄を言い渡されて――。火事から町が復興し、柳橋がかけられるまでの日々に起きた、おせんという一人の女性の哀しくもたくましい愛の物語。他「生きる」ことへの悩みに真正面から向き合った『しじみ河岸』を加えた中編2作による名作集。

山本 周五郎[ヤマモト シュウゴロウ]
著・文・その他

内容説明

気丈で働き者のおせんは、幼な馴染の庄吉と幸太の二人から求愛を受けた。上方へ修業に行く庄吉を選び、見送ったおせん。そんな折、江戸を襲った大火によって一切の身寄りをなくしたおせんは、根も葉もない噂で心身ともに追いつめられてゆく。やっと再会した庄吉からも幸太との不義を疑われ、婚約を破棄されてしまい―。表題作他『しじみ河岸』を加えた中編二作による名作集。

著者等紹介

山本周五郎[ヤマモトシュウゴロウ]
1903年、山梨県生まれ。横浜市西前小学校卒業後、東京木挽町の山本周五郎商店に徒弟として住み込む。関東大震災後、復職せずに文学修行に努める。29年、「少女世界」に童話や少女小説を発表する。43年、『日本婦道記』が第17回直木賞の候補に推されるが、辞退。『樅ノ木は残った』頭毎日出版文化賞に選ばれるが受賞を固辞。『青べか物語』が文藝春秋読者賞に推されたが辞退。67年2月永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

6
2018年3月角川文庫刊。既読。やはり名作。諸田玲子さんの解説で「没後半世紀」と描かれていました。著作権50年切れに合せた出版なんでしょうねぇ。ちょっと考えてしまいました。2018/07/26

もか

5
なぜもっと信じないのだろう?もっと調べれば分かっただろうに傷付いたと風潮し、ちゃっかり幸せになるとは…庄吉も辛かっただろうけど、おせんちゃんの波乱万丈や幸太の献身を思うと、庄吉を張り倒したい(L)2021/10/05

こけこ

3
読み易くて、また手に取った。以前読んだときには、おせんが可愛そうだと思った。今回は、芯の強さを感じて応援した。しじみ河岸のお絹は、家族の為に自分を捨てる覚悟だった。いやはや、脱帽。2023/02/02

こけこ

3
おせんは強くて逞しい。だからこそ、待っていられたんだろうな。私は、果たして待っていられるだろうか?お絹には、これから幸せになってほしい。しっかし、金と名声がある男っていうのは、ろくなことしないなあ。2020/02/12

ぺしみち

3
庄吉がさっさと杉田屋に確認すればよかったのに。バカだなー。2018/06/10

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