出版社内容情報
元役員が書いた「ソニーのDNA」とは何か。
ソニーのものづくりの根幹に携わった元役員が、ソニー停滞の原因を明らかにしつつ、再び栄光を取り戻すためのシナリオを示す!
ソニーならではのヒット商品が生まれなくなったのはなぜか。ソニーは普通の会社になってしまったのか。
▼パスポートサイズの8ミリビデオカメラ『ハンディカム』やパソコン『VAIO』などソニーらしい商品の開発・生産に携わり、技術の中枢を担った著者が、ソニー凋落の原因を探りつつ、再生・復活へのシナリオを提示した書。
▼井深大、盛田昭夫、大賀典雄と3代にわたる名経営者のDNAとは何だったのか。なぜ大賀は技術系の森尾稔ではなく、文系の出井伸之を社長に選んだのか。なぜ出井はアメリカ産の「EVA経営」を導入したのか。
▼技術系のトップから文系のトップに流れが変わったことがソニーの分水嶺だったと指摘する著者は、ソニーが培ってきた「ものづくり」「人づくり」「組織づくり」の実例を次々にあげ、井深が掲げた創業精神「自由闊達にして愉快な理想工場」こそソニーのDNAだと説く。
▼ものづくりに携わるすべての人に読んでほしい本。
●プロローグ 私がソニーを巣立った理由
●第一章 栄光と翳りの分水嶺
●第二章 ソニーのDNA
●第三章 ソニー式人材育成のノウハウ
●第四章 ソニー式商品開発のノウハウ
●第五章 ソニー式組織運営のノウハウ
●エピローグ 蘇れ、愛しのソニー
●あとがき
●【参考文献】
目次
プロローグ 私がソニーを巣立った理由
第1章 栄光と翳りの分水嶺
第2章 ソニーのDNA
第3章 ソニー式人材育成のノウハウ
第4章 ソニー式商品開発のノウハウ
第5章 ソニー式組織運営のノウハウ
エピローグ 蘇れ、愛しのソニー
著者等紹介
蓑宮武夫[ミノミヤタケオ]
1944年生まれ、神奈川県小田原市出身。早稲田大学卒業。ソニー入社後、初期のトランジスタの開発、製造を担当し、その後、ビデオ機器・パソコン機器の設計から半導体の開発まで幅広く手がける。その中には、パスポートサイズ『ハンディカム』、最後発で参入したパソコン『VAIO』などがある。生産技術研究所所長、レコーディングメディア&エナジーカンパニープレジデントを歴任。1999年より執行役員常務としてコンポーネントや半導体事業を統括した後、2001年より執行役員上席常務として品質管理を統括するCo‐CQO(チーフ・クオリティー・オフィサー)、設計・製造・カスタマーサービス・資材調達を一貫して提供するソニーイーエムシーエス(株)副社長を兼任し、ソニーのものづくりの根幹業務に貢献(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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