出版社内容情報
ロボットは心を持てるのか?
日進月歩の科学はSFを凌駕する!? ロボットが心を持つ日が来るかもしれない。その時、人間とロボットを分かつものはあるのか?
機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。
▼複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C-3POとR2-D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。さらに、人間とロボットの境界は『攻殻機動隊』における「電脳」「義体」を通して考える、というわけだ。
▼現代科学はSF映画に近づき、境界があいまいになっている。例えば、サイズが小さい「トランスフォーマー」ならばすでに作られているし、「電脳」のように脳を直接コンピュータにつなげる技術も発達を遂げている。
▼今後、果たしてロボットは「こころ」を持てるのだろうか? 2006年、自身がモデルのアンドロイド「ジェミノイドHI-1」を作り、世界から注目を集める、知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。
●プロローグ
●第一章 ロボットは予言する
●第二章 アンドロイドになりたい
●第三章 「不気味の谷」を越えて
●第四章 ロボットの森へ ――リアル化するSF
●第五章 人とアンドロイドのあいだ
●第六章 ロボットの生きる道
●第七章 人とロボットが出会う街角
●エピローグ
内容説明
機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C‐3POとR2‐D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。果たしてロボットはどこまで人間に近づけるのか?知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。
目次
第1章 ロボットは予言する
第2章 アンドロイドになりたい
第3章 「不気味の谷」を越えて
第4章 ロボットの森へ―リアル化するSF
第5章 人とアンドロイドのあいだ
第6章 ロボットの生きる道
第7章 人とロボットが出会う街角
著者等紹介
石黒浩[イシグロヒロシ]
1963年、滋賀県生まれ。山梨大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。現在、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻教授。文部科学省グローバルCOEプログラム「認知脳理解に基づく未来工学創成」拠点リーダー。ATR知能ロボティクス研究所客員室長。JST・ERATO浅田共創知能プロジェクト・グループリーダー。知能ロボットと知覚情報基盤の研究開発を行い、次世代の情報・ロボット基盤の実現をめざす。人間酷似型ロボット研究の第一人者
池谷瑠絵[イケヤルエ]
コピーライター&サイエンスコミュニケーター。東京生まれ。立教大学社会学部卒業。ウェブサイト「週刊リョーシカ!」等を運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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