出版社内容情報
3.11以降、富士山大噴火が現実味を帯びてきた。東西の物流は寸断され、火山灰が首都圏を覆う! 迫真の近未来クライシス・ノベル。
内容説明
震度6強の直下地震から8日後、富士山が大爆発した。噴出する黒煙、熔岩流とともに山体が崩壊し、御殿場の街を土砂が埋め尽くす。寸断される交通網、首都圏を覆う火山灰、行き詰まる避難民…。さらには“東海大地震”を誘発し、太平洋岸を大津波が襲う。火山の噴火と巨大地震の連鎖が生む、破滅的な自然災害に警鐘を鳴らした衝撃の近未来小説。
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
作家、軍事ジャーナリスト。1942年、愛知県生まれ。1965年、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。在学中より、コンゴ動乱やアルジェリア戦争に参加。1970年代初頭よりアメリカ特殊部隊に加わり、ラオス内戦に従軍する。1986年より作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Tui
10
富士山噴火と東海大地震が同時に起きると被害はどれほど甚大か。いずれ来る災害だと思い予習がてら読みましたが、薄っぺらい災害予想パンフを元ネタに適当に人物をあてて列挙しただけでは?という残念なことになってます。その上、やたら多い登場人物は不自然なほどに専門用語とデータを知りすぎており、もはや会話として破綻。久々につまらぬものを読んでしまった。「火山灰は眼球を傷つけるから擦らず水か涙で流す」「静岡県清水市は製紙業が盛ん(なぜこれ強調?)」それぞれ5回以上は繰り返し書かれていたので覚えました、ありがとう柘植先生。2014/11/25
getsuki
7
登場人物が多すぎるから視点が飛んでしまって読むのに苦労する。様々な角度から見るという試みは残念ながらうまくいっているとは言い難い。2018/07/22
Humbaba
5
もしも富士山が噴火し、さらに東海地震が発生すれば、日本は甚大な被害を被る。相手が国家、人間であれば発生しないように交渉を行うことも不可能ではないが、自然現象では起こさせないということは不可能である。だからこそ、起こったときにどのような問題が発生するかを想定し、被害を減じるための手段を用意しておく必要がある。2013/11/13
くまかほ
3
登場人物が多く、読むのに多少の苦労はありましたが、富士山噴火からの大地震発生までのパニックを感じることができました。2019/06/01
Keiko Takahashi
2
登場人物が多すぎて、途中でわけが分からなくなりそうでした。ただ、富士山の近くに住む者としては、どのような被害が起こるのか、どのように対処すれば良いのかが分かったので、また、読み直してみたいです。2014/05/17
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