PHP新書<br> 世界カワイイ革命―なぜ彼女たちは「日本人になりたい」と叫ぶのか

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世界カワイイ革命―なぜ彼女たちは「日本人になりたい」と叫ぶのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 219p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569775357
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0295

出版社内容情報

世界に広がる原宿、そして日本へのあこがれ。

ロリータファッションや制服に身を包んだヨーロッパ人女子が急増!? 世界じゅうに広がる原宿、ひいては日本へのあこがれを認識せよ。

パリで原宿とアキバが融合した!?

▼二十一世紀に入って世界にもっとも広まった日本語は何か。それはまちがいなく「カワイイ」。ロリータ服で地下鉄に乗るフランス人に、なんちゃって制服に身を包んだタイ人と、世界じゅうの女の子が「原宿ファッション」をカワイイと支持しはじめた。

▼日本に集まる羨望のまなざし。「東京は聖地」と断言する者から、「日本人の鼻はかっこいい」「黒髪がうらやましい」と語る者まで、日本がこれほどまでに愛されていることを、当の日本人だけが知らない。目の前に転がっているビジネスチャンス。不況脱出のカギは「カワイイ」にあり!

▼?世界語化した「KAWAII」

▼?バルセロナ――「日本の女子高生の制服は自由の象徴」

▼?デュッセルドルフ――ドイツ人ロリータ女子が日常(?)の日本街

▼?バンコク――日本ふうの制服で人気を集める学校

▼?ミラノ――「かわいい~?」の刺青をした女の子

▼?韓国――ロリータのお茶会

●第1章 世界共通語となった「カワイイ」 
●第2章 「カワイイ」に生きる女の子たち 
●第3章 世界の中心に原宿がある 
●第4章 二〇〇九年七月「パリ・カワイイ革命」 
●第5章 不況脱出の切り札は「カワイイ」にある 
●あとがき

内容説明

二十一世紀に入って世界にもっとも広まった日本語は何か。それはまちがいなく「カワイイ」。ロリータ服で地下鉄に乗るフランス人に、なんちゃって制服に身を包んだタイ人と、世界じゅうの女の子が「原宿ファッション」をカワイイと支持しはじめた。日本に集まる羨望のまなざし。「東京は聖地」と断言する者から、「日本人の鼻はかっこいい」「黒髪がうらやましい」と語る者まで、日本がこれほどまでに愛されていることを、当の日本人だけが知らないでいる。目の前に転がっているビジネスチャンス。不況脱出のカギは「カワイイ」にあり―。

目次

第1章 世界共通語となった「カワイイ」(世界語化した「KAWAII」;パリ―原宿とアキバが融合した! ほか)
第2章 「カワイイ」に生きる女の子たち(ミラノで出会った「かわいい~」の刺青;エクサンプロバンスのロリータデザイナー ほか)
第3章 世界の中心に原宿がある(ヨーロッパはオシャレではない;「extreme」な街 ほか)
第4章 二〇〇九年七月「パリ・カワイイ革命」(一年後の「ジャパン・エキスポ」で目撃した驚きの光景;「ギャル」になったフランス人 ほか)
第5章 不況脱出の切り札は「カワイイ」にある(日本人が逃している大きなビジネスチャンス;ヨーロッパ市場に「カワイイ」が与えるソフトパワー ほか)

著者等紹介

櫻井孝昌[サクライタカマサ]
1965年東京生まれ。コンテンツメディアプロデューサー、外務省アニメ文化外交に関する有識者会議委員。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社にて書籍編集に携わる。その後、数多くのウェブやモバイルサイトの企画、プロデュース、ディレクション、あるいはアーティストや映画監督、ビジネスリーダーと組んだイベントのプロデュース、モデレーターの実績も多い。現在、企業や官公庁の事業企画、イベントプロデュースなどと並んで、世界における日本アニメやファッションの立ち位置や外交上の意義について研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐久間なす

39
日本の「カワイイ」に魅せられた世界の女性達の姿から、文化外交のあり方を探った一冊。 ロリータや制服ファッションなどといった日本の「カワイイ」文化に、まさか世界の女性達が憧れを持っているとは知らなかったので、大変驚きました。 しかし、その女性達の日本への憧れは、日本人が異国に憧れを抱くことと同じなのかもしれないと思うと、腑に落ちました。 2014年現在では、世界の日本愛については日本人にも知られていますが、この本が出版された2009年当時は、まだそこまでではなかったのかもと思いました。2014/12/10

はすのこ

16
面白いです。何が面白いか。外国人が日本を「カワイイ国」として認識している点が面白い。敗戦国としての認識ではなく、かわいい原宿としての認識。この認識は今風ではないだろうか。かわいい>歴史認識という図式が日本を知る上で機能している事実が実に面白い。Kawaii=cuteではないらしい。この点も面白い。Kawaiiは只Kawaiiであり、相当する単語がない。2016/03/13

としP

13
9年前の本。本著でいう「カワイイ」とは、ゴスロリファッションのこと。今では、フランスや東南アジアの一部の若者の中で、熱狂的な人たちがいることは知られているが、9年前はまだそうではなかったのかも。/ 日本の文化として輸出したがらないのは、B級感が安っぽく響くからか。2018/10/07

ダンボー1号

10
2009年発行。アニメ・漫画をきっかけに 世界で日本が好まれ「カワイイ」が支持されていることを知らないのが日本人であり ビジネスチャンスを失っていると。確かに8年前この本読む気もしなかったし読んでもぴんと来なかっただろう。しかし外国人来日番組等でそういう世界があることが一般的にも知られてきている。米国同様 モノの普及の次にカルチャーの普及は正しい成長でしょう。2009年164000人動員のジャパンエキスポは2016年234000人と。 理解できなくても認知することは日本のカタイ人たちに必要だ。2017/02/25

Koki Miyachi

10
世界中のオシャレ好感度が高い女子に熱烈に支持される、カワイイ「原宿ファッション」!その普遍的な魅力とインパクトをパリ、バルセロナ、デュッセルドルフ、ミラノ、ローマ、仁川、数多くのインタビューと現地取材でカワイイブームの現在形が取材されている。そのフィーバーぶりと国際的評価の高さに自分の視野の狭さを思い知る。スゴイぜ、日本のサブカルチャー、アニメとロリータ。もっと目を開かねば自分。2015/04/22

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