出版社内容情報
がんとどう向きあえばよいかを名医が説く。
治る見込みが全くないとわかっているがん患者に、抗がん剤治療などを続けるべきでないとする著者。がんとの新しい付き合い方を説く。
5000人以上のがん患者を治療し、2500人以上のがん死に接してきた、元消化器がん外科専門医・現ホスピス科医である著者。著者は、現在の日本のがん治療法、およびがん患者やその家族の、がんという病気、がん治療に対する認識に、問題点が多いとする。
▼すなわち、早晩、死を迎えざるをえないことがわかっていない人、適切でない治療を受け続けている人、効果を期待して治療を受けすぎて長くない余命を苦痛多く過ごしている人、苦痛の緩和が十分でないため、つらい終末を過ごしている人……、こうした人が日本には少なくないが、このような姿が本来のあるべき姿から離れたものであると、著者は警告する。
▼不遇にして助からないがんになった人が、自分の病状を正しく理解し、病状に応じた無理のない治療を受け、余命をできる限りよく生き、苦痛の少ない終末期を過ごし、そして安らかに死を迎えるために。本書はそうした思いで、誠心誠意、書かれた本である。
●プロローグ 医者まかせでは、まともながん医療は受けられない!
●第1章 がんで死ぬということ
●第2章 がんのほんとうの姿を知っておこう
●第3章 がんの治療で後悔しないために
●第4章 苦痛を我慢すると早死にする
●第5章 よく生き、安らかに死ぬために
●おわりに 私自身ががんで死ぬようになったら
内容説明
もしも、あなた自身が、不治のがんだとわかったら?5000人以上のがん患者を治療し、2500人以上のがん死に接してきた、元消化器がん外科専門医・現ホスピス科医の切実な警告。
目次
プロローグ 医者まかせでは、まともながん医療は受けられない!
第1章 がんで死ぬということ
第2章 がんのほんとうの姿を知っておこう
第3章 がんの治療で後悔しないために
第4章 苦痛を我慢すると早死にする
第5章 よく生き、安らかに死ぬために
おわりに 私自身ががんで死ぬようになったら
著者等紹介
小野寺時夫[オノデラトキオ]
1968年、東北大学第2外科講師時代、日本で最初に中心静脈栄養法に着手し、研究会をつくって全国に普及。コロラド大学病院で肝臓移植に携わったあと、1975年よりがん・感染症センター都立駒込病院に勤務し、膵臓がんに対する術中照射を世界に先がけて多数の患者に施行。都立駒込病院副院長、都立府中病院院長、東京都多摩がん検診センター所長を経て、東京女子体育大学健康管理センター医、日の出が丘病院ホスピス科コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
minmin
fukura
-
- 和書
- おしごとそうだんセンター