出版社内容情報
現代にも通じる洞察力や大陸的な見識を学ぶ。
幕府崩壊末期に卓越した手腕を発揮した勝海舟が残した言葉を紹介。歯に衣着せず語った辛辣な人物評、痛烈な時局の数々は痛快。
徳川幕府の護持を第一の目的とせず、日本という国を再生させるために奔走した勝海舟。政治家、官僚の勝海舟には与えられた政治的な事業や、海舟自ら望んだ政治的な目標があった。徳川幕府の臣下であったにも関わらず、幕府という組織を目標達成のための道具として使う戦略をたてる。目的のためには、自らの立場や人生を変えることも厭わなかった。編者は、“『氷川清話』は著名な政治家の自慢ばなしではなく、優秀な政治家になろうとした人間の記録として読むべきである”という。
▼勝海舟の、目的に向かう過程で生じる快感と絶望、諦観と野望の複雑な組み合わせのなかからにじみ出てくる哀愁を言葉の中から汲み取り、解説を加えた。爽快な語り口で人気の『氷川清話』を再編集し、編者の感想を加え、勝海舟の生き様を現代に再現。
●まえがき
●(一)冒険の心
●(二)同時代の人物
●(三)歴史の人物
●(四)アジアの人物
●(五)文学・文芸
●(六)政治・経済・外交
●(七)海軍
●(八)明治の政治・政治家
●(九)修養・鍛錬
●(十)清・朝鮮・日清戦争
●(十一)多事多感
●あとがき
内容説明
幕末の動乱期に卓越した政治手腕を発揮した勝海舟が自在に語る!歯に衣着せず語った、辛辣な人物評および痛烈な時局批評。
目次
1 冒険の心
2 同時代の人物
3 歴史の人物
4 アジアの人物
5 文学・文芸
6 政治・経済・外交
7 海軍
8 明治の政治・政治家
9 修養・鍛錬
10 清・朝鮮・日清戦争
11 多事多感
著者等紹介
高野澄[タカノキヨシ]
作家。昭和13年(1938)、埼玉県に生まれる。同志社大学文学部卒業後、立命館大学大学院に学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
getsuki
ゆーご
むっち
KENTA
のらくら一人旅