私たち、主婦だけで、理想の「終の住処」をつくりました!―「介護の本質」がわかる驚きと感動の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569772868
  • NDC分類 369
  • Cコード C0030

出版社内容情報

藤沢市民が主役の福祉マンション建設奮闘記。

2007年10月、神奈川県藤沢市に誕生した「ぐるーぷ藤一番館・藤が岡」が示す新しい福祉のかたちを徹底ルポした書。

神奈川県藤沢市の福祉マンション「ぐるーぷ藤一番館」には全国から視察が絶えない。その理由は、市民たちの出資だけでつくったこと、老人ホームはもちろん精神障害者のグループホームや幼児園まで同居していること、地元の建設会社が赤字覚悟で建築を請け負ったこと、介護の仕事は3Kといわれ人手不足なのに、ここで働きたいという人が引きも切らないこと……いずれも介護の常識から見れば異例のことばかり。

▼本書は、この福祉マンションを建てた中心人物であるNPO法人「ぐるーぷ藤」の鷲尾公子理事長をはじめ、現場で活躍するスタッフや藤沢市の行政担当者などに取材、新しい福祉のかたちを追究したルポルタージュである。

▼投薬が減ってきた精神障害者、子どもたちに昔の唄を教えるお年寄り、活き活きと働く80歳のヘルパー……「地域に必要なものをすべて入れたら、こういうかたちになった」という施設の全容をとくとご覧あれ!

●序章 最初は普通の主婦だった 
●第1章 母親の介護で現実を知る 
●第2章 介護の常識を打ち破れ 
●第3章 福祉マンション建設へ 
●第4章 地域の駆け込み寺として 
●第5章 スタッフが増え続ける秘密 
●終章 介護という仕事のすすばらしさ 
●あとがき

内容説明

全国から視察が絶えない「福祉マンション」はいかにして生まれたのか?神奈川県藤沢市の「ぐるーぷ藤一番館」が画期的なのは、市民たちが出資してつくったこと、老人ホームから精神障害者のグループホームや幼児園まで同居していること。介護の常識、福祉の限界を打ち破る試みを徹底取材。

目次

序章 最初は普通の主婦だった
第1章 母親の介護で現実を知る
第2章 介護の常識を打ち破れ
第3章 福祉マンション建設へ
第4章 地域の駆け込み寺として
第5章 スタッフが増え続ける秘密
終章 介護という仕事のすばらしさ

著者等紹介

網中裕之[アミナカヒロユキ]
1958年生まれ。兵庫県西宮市出身。早稲田大学教育学部国語国文科卒。出版社勤務の後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やどかり

9
介護する人される人、どちらの側の幸福も1番に考えることで実現した理想の施設を作り上げていた。高齢者介護だけでなく精神障害者や幼稚園も取り込み、地域の問題に根差した施設になっている。TOPに立つ人の考え方、決断でこれほど良い施設ができるとは、目が覚める思いがした。民間ががんばるのは素晴らしいことだと思うけど、やはり政治家ももっと現場を見て、現在の介護保健制度を見直してほしい。2013/05/19

アルパカくん

3
介護の厳しい世界で、働く人のことを考えて作ることのできる住処があるのだと驚きました。本来は、そういう場でないといけないのですよね。考えさせられます。2016/03/04

バーベナ

3
ボランティアや無償の行為に頼るのではなく、最初から働く人の生計を立てることを考えているところが凄い。そこから生まれる心の余裕や感謝が、逆にあたたかい介護へと循環していく。そんな仕組みをつくったトップがいる場所に、人材も集まってくる。赤字を伏せて施工した藤沢市の門倉組にも感動した。応援したい・人に広めたい企業だ。良い面だけではないけれども、嘘は書いていない。2011/01/05

yaupin

1
こんな経営者がいれば、社員皆ハッピーになれるのに・・・。介護・医療現場は疲労しまくっています。だれかが犠牲になるのはもうやめませんか?奉仕だけじゃ正直食っていけません。2012/07/13

もりけん

0
こんな形態の組織を作ってみたいな2011/07/24

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