出版社内容情報
明治天皇の孫が語る飾らない宮家の素の姿。
生まれながらの皇族である著者が朝香宮家の王女として暮らした日々の記憶をたどり、宮家の素顔に迫るとともに昭和という時代を振り返る。
東京都庭園美術館として一般公開されているアール・デコの館は、かつての朝香宮邸であり、著者が暮らした思い出の地でもある。
▼15歳で母を亡くし、朝香宮の女主人としての務めを果たしていた著者を、貞明皇后、母の姉妹である北白川宮・東久邇宮様をはじめ、宮家の皆様が温かく見守ってくださり、結婚の折には、貞明皇后が直筆のお手紙をくださるなど、お心をかけていただいた。
▼開戦当日の披露宴、生活の変化と戦争の混乱、次から次へと押し寄せる波を夫と家族とともに乗り切り、戦後の華族令廃止によって一市井人となった著者。
▼本書は、パリーで過ごした両親の充実した日々がそこかしこにあふれている白金・朝香宮邸での暮らし、貞明皇后、母の姉妹や親族、著者の家族との触れ合い、民間の人と変わらない情愛で結ばれていた“素顔の宮家”の微笑ましいエピソードが、貴重な写真とともに、ちりばめられている。
●序
●第一章 開戦当日の披露宴
●第二章 貞明皇后直伝の礼儀作法
●第三章 宮家の縁談
●第四章 パリーで出会ったアール・デコ
●第五章 芸術の館・旧朝香宮邸での暮らし
●第六章 皇族たちのスポーツ
●第七章 大給家へ嫁いで
●第八章 敗戦、そして皇籍離脱
●主な参考文献
●あとがき
内容説明
白金・朝香宮邸(現東京都庭園美術館)で暮した明治天皇の孫が歴史の記憶を紐解く。
目次
第1章 開戦当日の披露宴
第2章 貞明皇后直伝の礼儀作法
第3章 宮家の縁談
第4章 パリーで出会ったアール・デコ
第5章 芸術の館・旧朝香宮邸での暮らし
第6章 皇族たちのスポーツ
第7章 大給家へ嫁いで
第8章 敗戦、そして皇籍離脱
著者等紹介
大給湛子[オギュウキヨコ]
旧朝香宮鳩彦王殿下第二女王。大正8(1919)年、久迩宮朝彦親王第八王子の朝香宮鳩彦王殿下と明治天皇第八皇女の富美宮允子妃殿下の第二女王として生まれる。女子学習院を卒業後、昭和16(1941)年、尾張徳川の義親氏の三男で旧龍岡藩主の左氏養嗣子となった大給義龍氏と結婚。現在に至る
岩尾光代[イワオミツヨ]
昭和21(1946)年、群馬県伊勢崎市生まれ。昭和39(1964)年、前橋女子高校卒業後、文部省へ。昭和46(1971)年より毎日新聞社出版局勤務。「一億人の昭和史シリーズ」「昭和天皇崩御」などのムック、『日本の肖像』(12巻)、雑誌「毎日グラフ」「アミューズ」「サンデー毎日」を担当して現在に至る。平成11(1999)年3月に放送大学を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
wang
海
花椿