出版社内容情報
GMの姿を通じて見えるアメリカ経済の真実。
GMは日本車などの攻勢に対抗すべく、大胆な変革を行なっている企業であることを示し、現在の危機の真因を説く必読書。
経営再建計画の政府への提出期限が迫っているゼネラル・モーターズ。かつて隆盛を誇った世界企業は、なぜ現在のような窮地に立たされたのか。経営陣は、ここにいたるまで何もなすすべなくたたずんでいただけだったのか? 本書では、GMの経営陣から開発現場、生産現場、流通現場まで、くまなくインタビューを重ねてきた著者が、メディアで伝えられなかった真のGMの姿を描き出す。GMの姿を通して見えてくる、アメリカ経済の真実がここにある。
●謝辞 【第I部】 ――競争の中で
●第1章 一体どこで道を誤ったのだろうか?
●第2章 現場の人々
●第3章 GMはアメリカにとって必要なのだろうか?
●第4章 リック・ワゴナーとは?
●第5章 二〇〇五年危機の幕開け 【第II部】 ――GM、改革に向けての努力
●第6章 トヨタ方式の導入
●第7章 GMSシステムの成功を目指して
●第8章 再びデザイン前進へ
●第9章 新型カマロに向けた魂の戦い
●第10章 シボレー・ボルト
●第11章 マルチメディアツール・オンスターの開発
●第12章 ビュイックが君臨する中国
●第13章 世界のGM 【第III部】 ――GMの将来
●第14章 企業イメージとの戦い
●第15章 トヨタ ――「結局は人間だ」
●おわりに ――経済危機とGMの将来
内容説明
これほどまでに変革を追求し続ける企業が、なぜ、「前世紀の遺物」「恐竜」などと呼ばれなければならないのか?GMの姿を通して見えてくる、アメリカ経済の真実。
目次
第1部 競争の中で(一体どこで道を誤ったのだろうか?;現場の人々;GMはアメリカにとって必要なのだろうか?;リック・ワゴナーとは?;二〇〇五年危機の幕開け)
第2部 GM、改革に向けての努力(トヨタ方式の導入;GMSシステムの成功を目指して;再びデザイン前進へ;新型カマロに向けた魂の戦い;シボレー・ボルト;マルチメディアツール・オンスターの開発;ビュイックが君臨する中国;世界のGM)
第3部 GMの将来(企業イメージとの戦い;トヨタ―「結局は人間だ」)
経済危機とGMの将来
著者等紹介
ホルスタイン,ウィリアム・J.[ホルスタイン,ウィリアムJ.][Holstein,William J.]
「ビジネスウィーク」「USニューズ&ワールド・レポート」「ニューヨークタイムズ」「フォーチュン」などの新聞、雑誌ほか執筆多数。1973年、アメリカ自動車産業の中心地であるミシガン州東ランシングのミシガン州立大学を卒業。1979年にアメリカの通信社であるユナイテッド・プレス・インターナショナル(UPI通信)において、香港の外国特派員となり、〓(とう)小平の経済改革・開放についてのレポートでOverseas Press Club(アメリカ海外記者クラブ)から海外経済レポート部門の最優秀賞を受賞。1985年から1996年まで「ビジネスウィーク」誌の編集者としてアジア地域を数多く取材し、多数の自動車業界にまつわる記事の執筆とともに、初のトヨタ特集記事を組む。1996年、USニューズ&ワールド・レポートに入社後、自動車産業を専門としてアメリカ経済についての取材を担当(同時に自動車に目覚め、カーマニアとしてキャデラック、コルベット、フェラーリ、マセラティ、ポルシェ他多数を運転)。2003年に「チーフ・エグゼクティブ・マガジン」誌向けに当時のGM会長リック・ワゴナーと初インタビュー。その後2005年に「ニューヨークタイムズ」紙向けに再度インタビュー。時を同じくして、ニューヨークの国際自動車報道機関連盟(International Motor Press Association)理事会の役員となる
グリーン裕美[グリーンヒロミ]
関西外国語大学英米語学科卒。英国バース大学・大学院通訳翻訳修士課程講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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