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GMの言い分―何が巨大組織を追いつめたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 372p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569770376
  • NDC分類 537.09
  • Cコード C0034

出版社内容情報

GMの姿を通じて見えるアメリカ経済の真実。
GMは日本車などの攻勢に対抗すべく、大胆な変革を行なっている企業であることを示し、現在の危機の真因を説く必読書。

経営再建計画の政府への提出期限が迫っているゼネラル・モーターズ。かつて隆盛を誇った世界企業は、なぜ現在のような窮地に立たされたのか。経営陣は、ここにいたるまで何もなすすべなくたたずんでいただけだったのか? 本書では、GMの経営陣から開発現場、生産現場、流通現場まで、くまなくインタビューを重ねてきた著者が、メディアで伝えられなかった真のGMの姿を描き出す。GMの姿を通して見えてくる、アメリカ経済の真実がここにある。

●謝辞 【第I部】 ――競争の中で 
●第1章 一体どこで道を誤ったのだろうか? 
●第2章 現場の人々 
●第3章 GMはアメリカにとって必要なのだろうか? 
●第4章 リック・ワゴナーとは? 
●第5章 二〇〇五年危機の幕開け 【第II部】 ――GM、改革に向けての努力 
●第6章 トヨタ方式の導入 
●第7章 GMSシステムの成功を目指して 
●第8章 再びデザイン前進へ 
●第9章 新型カマロに向けた魂の戦い 
●第10章 シボレー・ボルト 
●第11章 マルチメディアツール・オンスターの開発 
●第12章 ビュイックが君臨する中国 
●第13章 世界のGM 【第III部】 ――GMの将来 
●第14章 企業イメージとの戦い 
●第15章 トヨタ ――「結局は人間だ」 
●おわりに ――経済危機とGMの将来

内容説明

これほどまでに変革を追求し続ける企業が、なぜ、「前世紀の遺物」「恐竜」などと呼ばれなければならないのか?GMの姿を通して見えてくる、アメリカ経済の真実。

目次

第1部 競争の中で(一体どこで道を誤ったのだろうか?;現場の人々;GMはアメリカにとって必要なのだろうか?;リック・ワゴナーとは?;二〇〇五年危機の幕開け)
第2部 GM、改革に向けての努力(トヨタ方式の導入;GMSシステムの成功を目指して;再びデザイン前進へ;新型カマロに向けた魂の戦い;シボレー・ボルト;マルチメディアツール・オンスターの開発;ビュイックが君臨する中国;世界のGM)
第3部 GMの将来(企業イメージとの戦い;トヨタ―「結局は人間だ」)
経済危機とGMの将来

著者等紹介

ホルスタイン,ウィリアム・J.[ホルスタイン,ウィリアムJ.][Holstein,William J.]
「ビジネスウィーク」「USニューズ&ワールド・レポート」「ニューヨークタイムズ」「フォーチュン」などの新聞、雑誌ほか執筆多数。1973年、アメリカ自動車産業の中心地であるミシガン州東ランシングのミシガン州立大学を卒業。1979年にアメリカの通信社であるユナイテッド・プレス・インターナショナル(UPI通信)において、香港の外国特派員となり、〓(とう)小平の経済改革・開放についてのレポートでOverseas Press Club(アメリカ海外記者クラブ)から海外経済レポート部門の最優秀賞を受賞。1985年から1996年まで「ビジネスウィーク」誌の編集者としてアジア地域を数多く取材し、多数の自動車業界にまつわる記事の執筆とともに、初のトヨタ特集記事を組む。1996年、USニューズ&ワールド・レポートに入社後、自動車産業を専門としてアメリカ経済についての取材を担当(同時に自動車に目覚め、カーマニアとしてキャデラック、コルベット、フェラーリ、マセラティ、ポルシェ他多数を運転)。2003年に「チーフ・エグゼクティブ・マガジン」誌向けに当時のGM会長リック・ワゴナーと初インタビュー。その後2005年に「ニューヨークタイムズ」紙向けに再度インタビュー。時を同じくして、ニューヨークの国際自動車報道機関連盟(International Motor Press Association)理事会の役員となる

グリーン裕美[グリーンヒロミ]
関西外国語大学英米語学科卒。英国バース大学・大学院通訳翻訳修士課程講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

2
ダイジェスト版からの要約 GMがトヨタ方式のリーン生産方式を取り入れるのに、どうしてそれほど時間がかかったのか。この規模の会社が、これだけの変革を遂げたことは、大いに意味があることだが、大規模なメーカーが生産システムを完全に再生する事、特に労使関係の変革も含めたレベルにまで及ぶ大変革を行うことはビジネス史上においても非常に珍しい。GMの場合、同社が依然として世界最大の自動車メーカーだったこと、過去20年間のうちでも利益を出していた期間が長かったということが、順応にいたるプロセスに時間がかかった要因だろう。2018/07/04

bb

1
感想: 不可。gm破綻と国内雇用喪失に対する言い訳が書かれた本。 ポイント: 2005年の危機は買収企業ごとの独立運営と労働組合UAWの増長が主要因。それに対し、トヨタ生産方式(GMS方式)導入と組合との妥協で更生途中。2013/04/23

うめけろ

1
GMの内情がよく分かって興味深かった。2011/02/03

スプリント

0
GMの勃興と凋落そして復活に向けた取り組みが語られています。タイトルどおりではあるのですが関係者の証言が多く、かつそれらの前後関係が希薄なこともあって読み進めづらく感じました。経営破綻から公的支援を仰ぐに至った経緯をもう少し掘り下げてほしかったです。2014/08/15

bookcustomer

0
GMとクライスラーが倒産し、一時国営化して、また株式市場に上場ですが、ベトナム戦争を主導したのがRマクナマラで政府に入る前が大卒で自動車産業だそうで、ベトナム戦争が米国が敗けてますが、GMの倒産理由が雇用した社員の退職後の支払いの年金だそうで、その雇用した社員に支払うその退職後の個々の年金額の計算のシステムが以前からあり、そのシステム第一を、そのシステムを変えられなかったのかと、労使間闘争が労働者と使用者の交渉ですが、その会社が倒産で労組の権利が守られたなら労組側が社長の側に勝ったことになると思いますが

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