出版社内容情報
日本史のウソと真実を見抜く!
歴史学者が書いた日本の歴史には大きな間違いがある! “人間の常識”という視点から、古代から明治維新までの歴史を見直していく。
歴史は、“人間の常識”から考えてみると、まったく違ったものに見えてくる。
▼たとえば、歴史学者が信用する『日本書紀』は、壬申の乱の勝者となった天武天皇が息子の舎人親王を編集総責任者にして書かせた正式な歴史書であるが、これは現代に置き換えれば、企業の創業者が身内に書かせた社史と同じことである。
▼ここに書かれた内容を頭から信用できるだろうか? 常識的に考えれば、息子(身内)が父親(創業者)の悪いところを書くはずがない。
▼本書は、こういった現代の歴史学が見落としている“事実”を“人間の常識”に照らして明らかにし、歴史が苦手な人でもよく分かるよう、実例に即して紹介していくものである。
▼「『源氏物語』は怨霊鎮魂の書である」「上杉謙信と武田信玄の一騎打ちはあった」「徳川綱吉こそ名君だ」など、独自の歴史観を持つ著者ならではの視点から、古代から明治維新までの日本の歴史を見直していく。
●序章 『日本書紀』は信用できるのか
●第一章 邪馬台国の“台”はなぜ「タイ」と読むのか
●第二章 聖徳太子はなぜ憲法十七条を制定したのか
●第三章 奈良の大仏はなぜ「捨てられた」のか
●第四章 『源氏物語』はなぜつくられたのか
●第五章 源実朝はなぜ暗殺されたのか
●第六章 足利義満はなぜ突然死したのか
●第七章 山本勘助はなぜ実在を否定されたのか
●第八章 上杉謙信は武田信玄と一騎打ちをしたのか
●第九章 僧侶はなぜ武器を捨てたのか
●第十章 織田信長は宗教弾圧者か
●第十一章 豊臣秀吉はなぜ朝鮮出兵をしたのか
●第十二章 徳川綱吉は本当にバカ殿か
●第十三章 徳川吉宗は本当に名君か
●第十四章 田沼意次は本当に汚職政治家か
●第十五章 明治維新はなぜ十五年もかかったのか
●あとがき
内容説明
現代の歴史学が見落としている“事実”を“人間の常識”に照らして明らかにする。
目次
『日本書紀』は信用できるのか
邪馬台国の“台”はなぜ「タイ」と読むのか
聖徳太子はなぜ憲法十七条を制定したのか
奈良の大仏はなぜ「捨てられた」のか
『源氏物語』はなぜつくられたのか
源実朝はなぜ暗殺されたのか
足利義満はなぜ突然死したのか
山本勘助はなぜ実在を否定されたのか
上杉謙信は武田信玄と一騎打ちをしたのか
僧侶はなぜ武器を捨てたのか
織田信長は宗教弾圧者か
豊臣秀吉はなぜ朝鮮出兵をしたのか
徳川綱吉は本当にバカ殿か
徳川吉宗は本当に名君か
田沼意次は本当に汚職政治家か
明治維新はなぜ十五年もかかったのか
著者等紹介
井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。昭和29(1954)年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS入社後、報道局放送記者時代、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューを果たす。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観で、『週刊ポスト』にて『逆説の日本史』を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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