「常識」の日本史―歴史の嘘と真実を見抜く

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569770284
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日本史のウソと真実を見抜く!

歴史学者が書いた日本の歴史には大きな間違いがある! “人間の常識”という視点から、古代から明治維新までの歴史を見直していく。

歴史は、“人間の常識”から考えてみると、まったく違ったものに見えてくる。

▼たとえば、歴史学者が信用する『日本書紀』は、壬申の乱の勝者となった天武天皇が息子の舎人親王を編集総責任者にして書かせた正式な歴史書であるが、これは現代に置き換えれば、企業の創業者が身内に書かせた社史と同じことである。

▼ここに書かれた内容を頭から信用できるだろうか? 常識的に考えれば、息子(身内)が父親(創業者)の悪いところを書くはずがない。

▼本書は、こういった現代の歴史学が見落としている“事実”を“人間の常識”に照らして明らかにし、歴史が苦手な人でもよく分かるよう、実例に即して紹介していくものである。

▼「『源氏物語』は怨霊鎮魂の書である」「上杉謙信と武田信玄の一騎打ちはあった」「徳川綱吉こそ名君だ」など、独自の歴史観を持つ著者ならではの視点から、古代から明治維新までの日本の歴史を見直していく。

●序章 『日本書紀』は信用できるのか 
●第一章 邪馬台国の“台”はなぜ「タイ」と読むのか 
●第二章 聖徳太子はなぜ憲法十七条を制定したのか 
●第三章 奈良の大仏はなぜ「捨てられた」のか 
●第四章 『源氏物語』はなぜつくられたのか 
●第五章 源実朝はなぜ暗殺されたのか 
●第六章 足利義満はなぜ突然死したのか 
●第七章 山本勘助はなぜ実在を否定されたのか 
●第八章 上杉謙信は武田信玄と一騎打ちをしたのか 
●第九章 僧侶はなぜ武器を捨てたのか 
●第十章 織田信長は宗教弾圧者か 
●第十一章 豊臣秀吉はなぜ朝鮮出兵をしたのか 
●第十二章 徳川綱吉は本当にバカ殿か 
●第十三章 徳川吉宗は本当に名君か 
●第十四章 田沼意次は本当に汚職政治家か 
●第十五章 明治維新はなぜ十五年もかかったのか 
●あとがき 

内容説明

現代の歴史学が見落としている“事実”を“人間の常識”に照らして明らかにする。

目次

『日本書紀』は信用できるのか
邪馬台国の“台”はなぜ「タイ」と読むのか
聖徳太子はなぜ憲法十七条を制定したのか
奈良の大仏はなぜ「捨てられた」のか
『源氏物語』はなぜつくられたのか
源実朝はなぜ暗殺されたのか
足利義満はなぜ突然死したのか
山本勘助はなぜ実在を否定されたのか
上杉謙信は武田信玄と一騎打ちをしたのか
僧侶はなぜ武器を捨てたのか
織田信長は宗教弾圧者か
豊臣秀吉はなぜ朝鮮出兵をしたのか
徳川綱吉は本当にバカ殿か
徳川吉宗は本当に名君か
田沼意次は本当に汚職政治家か
明治維新はなぜ十五年もかかったのか

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。昭和29(1954)年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS入社後、報道局放送記者時代、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューを果たす。退社後、執筆活動に専念。独自の歴史観で、『週刊ポスト』にて『逆説の日本史』を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

23
資料の偏向的な部分はその通りと感じます。内容はいろいろな著作で重複しているように感じました。2022/03/11

乱読家 護る会支持!

7
史料は権力者によって編纂される。自分の評価を下げる事実は、史料から消す。これは普遍的真実である。なので「史料は歴史的事実である」とする歴史学者は愚かで、史料を「人類の普遍的特性」や「民族の普遍的価値観(日本なら言霊信仰や怨霊信仰など)」で見直すべきという著者の考えには納得。特に、明治維新前までの史料至上主義な歴史観は疑ってかかった方がよい。2017/04/11

がんぞ

5
井沢史観とはこんなものですというアピール口演のような内容。「日本は言霊信仰があるから最悪の想定を口に出来ない」というのは原子炉神話の崩壊で最悪の形で証明された。「先祖に遠慮する歴史は普遍的なものではない」ということは「親日」だったのが恥どころか受難を招く韓国・支那に「正当」な歴史観を要求されては支那の属国となる以外、納得されまい。「国史教育は歴史研究ではない」ことはあたりまえで、一般庶民は「愛国心」で政治家を判断するしかないが、宰相になった小泉純一郎はそれまで(引退後も)しない靖国参拝。米国追従戦略と並行2011/03/25

朱音

5
井沢氏の視点は歴史学者とちょっと違っていて面白いのだけれど、「逆説の…」その他どこかで読んだことのあるような内容なのであまりものめずらしくなくて残念。でもこういう見方は好みだ。2009/09/21

もくもく

4
『逆説の日本史』シリーズのダイジェスト版みたいであります。2011/11/05

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