出版社内容情報
禅の真髄が、ある僧の半生を通してわかる。
12歳から小僧になった著者。波乱万丈の人生の中で出会った老師や禅の言葉をエッセー風に紹介しながら、禅の心を明らかにする。
著者は12歳で禅の道に入って小僧となり、よき師にめぐりあいながら、仏道を進む。しかし、その道は、決して平坦ではなく、睡眠時間を削りに削っての厳しい修行の日々であった。時には逃げ出したいという思いもあったという。その後、正式に、お坊さんになってからは、仏教情報センターのテレフォン相談員や、保護司、教誨師など、数々の務めを兼任している。また、NHK大河ドラマ「功名が辻」「風林火山」「篤姫」などの仏事監修・指導も行うなど、活動の幅は広い。また、氏は、自分のお寺をオープンにしており、書道や日本舞踊の教室などが開かれるなどしている。そして何といっても氏の活動の特徴は、坐禅会を無料でやっているということである。これは、氏の禅僧としてのかたい信念に基づく。
▼本書には、こうしたこれまでの氏の歩みが率直に書かれてあり、それを通して、いかに禅の心で生きることが大切かが自然とわかる。困難な時代を乗り越えるヒント満載。
●はじめに
●第1章 つれづれなるままに
●第2章 大徳寺大仙院での小僧時代
●第3章 大徳僧堂での雲水時代
●第4章 意志あるところに必ず道はひらける
●おわりに ――聡明な読者の皆様へ
内容説明
平成の「駆け込み寺」和尚さまが説く禅的生き方!大河ドラマ「篤姫」の仏事監修・指導に携わった禅僧が、厳しい修行時代から現在までを振り返りながら禅を語る。
目次
第1章 つれづれなるままに(仏教はむずかしくない;失敗をしても直すことをはばからず ほか)
第2章 大徳寺大仙院での小僧時代(将来の夢は「坊さんになりたい」;私が僧侶を目ざした理由 ほか)
第3章 大徳僧堂での雲水時代(お釈迦様の時代に一番近い修行;修行は実感するから身につく ほか)
第4章 意志あるところに必ず道はひらける(檀家寺で知った寺の現実;続けられることが才能 ほか)
著者等紹介
金嶽宗信[カネタケソウシン]
1961年東京都生まれ。12歳で京都大徳寺大仙院住職・尾関宗園師につき得度。二松学舎大学文学部卒。現在、東京都渋谷区広尾の臨済宗大徳寺派香林院住職。教誨師、保護司、仏教情報センターテレフォン相談員などを務めるほか、NHK大河ドラマ「巧名が辻」「風林火山」「篤姫」などの仏事監修・指導や各種講演活動も行っている。『月刊遠州』に「茶の湯の禅語」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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凌🔥年300冊の読書家🔥
qwel21
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