出版社内容情報
20年春から放送の朝の連続ドラマのモチーフとなった古関裕而。「六甲おろし」など数々の応援歌を世に送り出した天才作曲家の一生に迫る。
内容説明
『オリンピック・マーチ』『栄冠は君に輝く』など、昭和の音楽史を代表する天才作曲家、古関裕而。明治42年に福島で生まれた古関は、銀行員時代に山田耕筰に認められデビュー。応援歌、歌謡曲から軍歌、オペラまで、生涯で5000にものぼる音楽を生み出した。彼はいかにして激動の時代に、国民から愛される数々の名曲を生み出したのか。妻・金子と共に歩んだ、その知られざる一生に迫る。
目次
序章 野球場に響き続ける心の歌たち
第1章 福島の自然と母と音楽と
第2章 結婚、そしてプロ作曲家デビュー
第3章 戦争の足音
第4章 平和と混沌の街に流れる曲
第5章 舞台と映画と『オリンピック・マーチ』
第6章 それからの古関
著者等紹介
長尾剛[ナガオタケシ]
東京都生まれ。東洋大学大学院修了。作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ドットジェピー
3
凄く良かったです。朝ドラ『エール』見てました2021/06/11
ちから
3
読みやすく、面白い! モスラの曲も古関さん。すごすぎる人だと思う。2020/12/16
マウンテンゴリラ
3
個人の伝記はあまり読まないが、昭和の作曲家の中で、個人的に最も好感を持つ人物であること、そしてやはり、NHKの朝の連ドラの影響で、その人物像と業績をより詳しく知りたくなった、というのが本書を読む動機であった。やはり音楽のジャンルを超えた業績とその才能において、間違いなく昭和の時代を代表する作曲家であったという事を再確認した。私も人並みに音楽を聴くのは好きであるが、年齢を経るとともに、幅広く音楽というもの、また音楽に携わる人びと、作曲家、演奏会、歌手等への敬愛の度が増してくるような気がしている。→(2)2020/05/21
breguet4194q
2
シャイな本人では自伝には書かれない内容が、丁寧に、生涯全般を網羅しつつ書かれてます。本人、家族、環境など非常にわかりやすく楽しめました。2020/12/26
ようこ
2
古関裕而さん、金子さんはお互いに思いやり、感謝を忘れず、理解し合う素敵なご夫婦だなと温かい気持ちになれました。ずっとお二人のエピソードを読んでいたい。 私の母校の中学校校歌も古関さんが作曲されたものでした。それは、とうに学校を卒業した今でも歌う思い出の校歌です。2020/04/08
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