内容説明
聖書に収められるべき書物はどれか?聖書は何を告げているのか?成立時から現代まで、絶えず争われてきた聖書の範囲と解釈の複雑な歴史を、現代アメリカを代表する歴史家がみごとに解きほぐす。時代や文化と共に、論争と解釈の中に姿を現す“聖書の真実”を追求する。
目次
「聖書」、「完全なる聖書」、「余計な部分を除いた聖書」?
語り給う神
ヘブライ語で語られる真理
ギリシア語を話すモーセ
「書かれたトーラー」を越えて―『タルムード』と継続する啓示
『律法』と『預言者』の成就
第二の「契約の書」の形成
聖書の民
原典に戻れ
聖書のみ
聖書正典と聖書批評学
人類全体へのメッセージ
聖書の中の不思議な新しい世界
著者等紹介
ペリカン,J.[ペリカン,J.][Pelikan,Jaroslav]
1923年生まれ。イェール大学の歴史学教授で、Stering Professorの栄誉を与えられる。1994‐7年American Academy of Arts and Sciences会長を務める
佐柳文男[サヤナギフミオ]
1939年生まれ。国際基督教大学、東京神学大学大学院、プリンストン神学大学大学院などで学ぶ。北星学園大学教授を経て、聖隷学園宗教主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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