出版社内容情報
第七回京都本大賞受賞で話題のあやかし警察小説シリーズ、待望の第三弾!
伝説の太刀に封印されし「亡霊」が放たれた時、清水寺での激闘が幕を開ける――。
化け物や神仏に関する事件を専門に扱う警察組織「京都府警あやかし課」の隊員・古賀大のもとに、ある大男が現れた。その男の正体は、源義経に仕えたかの有名な豪傑「弁慶」。謎の僧兵集団に追われる弁慶の警護を請け負った大達だったが、その過程で『義経記』の裏に隠された衝撃の事実が明らかとなって……。
大達は、強大な敵から弁慶を守り切れるのか? 今冬一番熱いお仕事現代ファンタジー。
文庫オリジナル。
内容説明
化け物や神仏に関する事件を専門に扱う警察組織「京都府警あやかし課」の隊員・古賀大のもとに、ある大男が現れた。その男の正体は、かの有名な豪傑「弁慶」。謎の僧兵集団に追われる弁慶の警護を請け負った大達だったが、その過程で『義経記』の裏に隠された衝撃の事実が明らかとなって…。大達は、強大な敵から弁慶を守り切れるのか?第七回京都本大賞受賞の注目作、待望の第三弾!文庫オリジナル。
著者等紹介
天花寺さやか[テンゲイジサヤカ]
京都市生まれ、京都市育ち。小説投稿サイト「エブリスタ」で発表した「京都しんぶつ幻想記」が好評を博し、同作品を加筆・改題した『京都府警あやかし課の事件簿』(PHP文芸文庫)でデビュー。第七回京都本大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
131
購入本。京都府警あやかし課の事件簿シリーズ第三弾。貴船の水、河原町御池の「ホテルオームラ(笑)」、清水寺の千手観音と二十八部衆…事件の舞台によって情景が目に浮かぶよう。京都弁も相まって京都好きにはたまりませんでした。清水寺での戦いはスケールも大きく壮大で、緊迫感もあり読み応えも十分。「まさる」、強くなったね!大と塔太郎の恋の進展は続編以降のお楽しみかな。個人的には総代くんの出番多めを期待してます。2020/01/25
カメ吉
83
シリーズ3作目。ますます事件のスケールが大きくなって敵も凄くなってきて塔太郎や大やあやかし課の面々もピンチの連続でヒヤヒヤモノでした。特に最終章は『武蔵坊弁慶』の分身の『鬼若』が相手。天下の豪傑相手にあやかし課の面々も大ピンチ…。今までの中で一番の盛り上がりの場面でした!大と塔太郎の恋模様も少しずつ進んで?る気もして京都弁で作品全体の雰囲気も良い感じですが…個人的には主人公の名前『大』は未だ馴染めないのが残念です。でも、続編は楽しみ。2020/01/23
坂城 弥生
61
京都では「菅原道真先生」って呼ばれてるのに、ちょっとビックリ。「菅原道真公」のが私の中ではしっくりくる。先生って言われて真っ先に思い浮かぶのは「佐久間象山先生」なのは私が長野県人だからかしら? あと、京都府警に騎馬隊あることにもビックリした。詩音ちゃんが、自分の美点を自覚できたことも、大がまさると意志が確認できるようになったことも、良かった。大は女の子だから顔に傷跡残らないことを祈ります!2021/02/05
はにこ
53
大と塔太郎との恋愛模様が気になりつつも。それぞれが修行を積んで強くなっていて頼もしい。大とまさるの入れ替わりで力をコントロールでき始めていて頼もしくなってる。今回は敵が強くて激しいバトルだったな。お互いの怪我を労りあう二人。今後も楽しみ。2024/04/28
よっち
41
「京都府警あやかし課」の隊員・古賀大のもとに現れた源義経に仕えたかの有名な豪傑「弁慶」。謎の僧兵集団に追われる弁慶の警護を請け負う過程で、『義経記』の裏に隠された衝撃の事実が明らかになる第三弾。今回は大や塔太郎たちそれぞれの修行を交えつつの、合間に小魚の末裔たちや地蔵尊を守ったり、平安騎馬隊に会いに行ったりといったエピソードでしたけど、最後の鬼若との対決はなかなかの総力戦でインパクトがありましたね。大と塔太郎もお互い意識しつつはあるようですが今回は進展せずで、今後の恋愛模様も気になるところではあります。 2020/02/11