出版社内容情報
2020年の大河ドラマの主人公は、明智光秀! 青年期から本能寺の変、そしてその後まで、豪華作家陣による小説でたどる傑作アンソロジー。
内容説明
若く野望に燃えていた青年期を経て、織田家での異例の出世、そして本能寺の変へ―。かるたの札に絡めて、謀叛の理由へ大胆に迫った「純白き鬼札」(冲方丁)、事実と虚構を見事に切り分け、謎多き光秀を独自の解釈で描いた「一代の栄光」(池波正太郎)、叛逆者の娘・珠の、ある願いと悲劇の選択を描く「ガラシャ」(植松三十里)など、人気歴史作家による名作短編六編を収録した豪華アンソロジー。
著者等紹介
細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年、埼玉県生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
58
6人の作家による光秀のアンソロジー。どれも面白く読んだが、池波正太郎の50年以上前に歴史読本に掲載された考察は、とても短いが楽しめた。2020/02/06
酔拳2
31
しまったー!麒麟がくる、見とくんだったー!明智光秀にまつわる六遍。同じ人物のはずなのに、物語ごとに印象が違うという。光秀の生涯で不明な部分も多いようだし、何しろ、何故信長を討ったのか?がわかってない。間違いなく歴史上のターニングポイントなのにもかかわらず、だ。非常にミステリアス!作家陣も錚々たるメンバー。個人的には冲方丁先生の光秀が新鮮だった。でも多分…薄毛というかハゲ散らかしてたのは間違いないんだろうな、多分。2021/06/24
ぜんこう
26
来年の大河ドラマをかなり意識したアンソロジー(じゃないかな?)■冲方丁さん:思ったとおり読みやすい■池波正太郎さん:小説というより学術書みたい■山田風太郎さん:光秀が忍者、しかも使う忍術がスゴすぎ!■新田次郎さん:光秀の母を中心としたお話■植松三十里さん:ガラシャのお話■山岡荘八さん:光秀生存説に基づくお話 ★たぶん初読の植松三十里さん「ガラシャ 謀反人の娘」が僕には一番面白かったです。2019/10/30
tomoka
19
謎が多くいろいろな説がある光秀。こういうのを読むと本当にタイムスリップして真実を知りたくなります。2019/10/31
宇宙猫
18
挫折。光秀ものを集めたアンソロジー。古いものが多く以前に読んだものもあってイマイチだった。2022/04/27