出版社内容情報
『万葉集』は単なる日本最古の歌集ではなかった! 「恋の歌は本当は政争の歌だった」など、『日本書紀』が抹殺した本当の歴史に迫る一冊。
内容説明
『万葉集』は、一般に知られているような「おおらかで牧歌的」な文学作品ではなかった!本書は、新元号「令和」の典拠となった謎多き『万葉集』の真実の姿に迫る1冊。「『梅花の宴』をめぐる序文に込められた本当のメッセージとは何だったのか?」など、巧妙に仕組まれたからくりを、一つひとつ解きほぐし、その謎の真相に迫っていく。
目次
第1章 「令和」に蘇る“奪われた者”たちの影(通説では説明しきれない「万葉の時代」の実像;「令和」の典拠「梅花の宴」とはいかなる場面だったのか ほか)
第2章 『万葉集』に綴じられた古代の肉声(『万葉集』はいつ編まれたのか;何回かに分けられて編纂された『万葉集』 ほか)
第3章 石川女郎と大津皇子の謎(『万葉集』とヤマトへの郷愁;幻想的な「かぎろひ」の歌 ほか)
第4章 持統天皇が隠した古代史の真実(持統天皇が意図的にもたらした政権の変貌;天武天皇が絶大な支持を得られた理由 ほか)
終章 敗れ去った者たちへの鎮魂歌(安積親王の死を嘆く大伴家持;聖武天皇治下、人生最良の日々 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。文献史学・考古学・民俗学など、学問の枠にとらわれない広い視野から日本古代史、そして日本史全般にわたる研究・執筆活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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