出版社内容情報
「兵器の進化こそが勝者を決め、歴史を変えた!」――古代の争いから第二次世界大戦まで、武器誕生の由来と戦局に与えた影響を解説。
内容説明
一つの武器の誕生が歴史を大きく動かした!南北朝時代の「槍」の登場により、戦争は個人の戦いから大規模集団戦へと大きく変革。下剋上が起こり、全国各地に戦国大名が生まれた。また「鉄砲・大砲」を駆使する武将たちの登場で、天下は一気に統一に向かった。本書では、弓、矛から軍艦、戦闘機までの武器・兵器が、いつ生まれ、時代にどう影響を及ぼしたかを解説する。文庫書き下ろし。
目次
仏教伝来時の権力闘争に決着をつけ、やがて武士の象徴となった飛び道具 弓
神話に登場し、古代日本の対外政策にも関与しながら消えていった長柄武器 矛
「古代出雲王国」の高い技術を示し、現代の皇室にも伝わる儀礼用の武器 剣
武士の台頭とともに登場し、南北朝時代までの小規模の集団戦で使われた武器 薙刀
蒙古襲来で日本人を驚かせるも、日本ではあまり使われなかった火薬の武器 てつはう
鎌倉幕府の滅亡、応仁の乱、下剋上…。日本の合戦を変えた足軽の主要武器 槍
戦い方に合わせて進化し、平安時代から明治時代まで使われた「武士の魂」 刀
難敵・村上水軍を撃破し、織田信長の野望を叶えた戦国時代最強の軍船 鉄甲船
合戦にまつわるあらゆる常識をすべて覆し、武田と織田の命運を分けた武器 鉄砲・大砲
負けないために武将たちが工夫をこらした、合戦における守りの主役 防具・城
200年以上続いた「鎖国」を終わらせ、近代軍政の始まりを告げた号砲 小銃・大砲
西洋列強へのコンプレックスを払拭するが、やがて過信をもたらした海戦の主役 軍艦
物資不足の日本で苦心の末に生産され、太平洋戦争の戦術を決定づけた兵器 戦車
高い性能と巧みな操縦術で、量に勝る連合軍とも渡りあった日本の戦闘機 航空機
ふたるの都市を破壊し、いまだに世界のパワーバランスを左右する殺人兵器 原子爆弾
著者等紹介
山田勝[ヤマダマサル]
1972年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。代々木ゼミナール、お茶の水ゼミナール日本史講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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