PHP文芸文庫<br> なさけ―“人情”時代小説傑作選

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なさけ―“人情”時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 266p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569768144
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

いま大人気の女性時代作家による、アンソロジー第三弾。親子や夫婦の絆や、市井に生きる人々の悲喜こもごもを描いた時代小説傑作選。

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
著・文・その他

西條奈加[サイジョウナカ]
著・文・その他

坂井希久子[サカイキクコ]
著・文・その他

志川節子[シガワセツコ]
著・文・その他

田牧大和[タマキヤマト]
著・文・その他

村木嵐[ムラキラン]
著・文・その他

細谷正充[ホソヤマサミツ]
編集

内容説明

差配から住人まで全員が悪党の長屋に引っ越してきた新住人をめぐる騒動(「善人長屋」)、人の縁を取り持つ“結び屋”が出合った、見合い相手に不可解な態度を取る娘の哀しき真実(「まぶたの笑顔」)、つらいお店奉公に耐えかねた幼い丁稚に、大旦那さまが聞かせた不思議な話(「首吊り御本尊」)など、書籍未収録作品や書き下ろし作品を加えた時代小説アンソロジー。ほろ苦くも心を揺さぶる珠玉の六作を収録。

著者等紹介

細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる

西條奈加[サイジョウナカ]
北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。12年、『涅槃の雪』で中山義秀文学賞、15年、『まるまるの毯』で吉川英治文学新人賞を受賞

坂井希久子[サカイキクコ]
1977年、和歌山県生まれ。同志社女子大学学芸学部卒業。2008年、「虫のいどころ」(「男と女の腹の蟲」を改題)でオール讀物新人賞を受賞。17年、『ほかほか蕗ご飯 居酒屋ぜんや』で高田郁賞、歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞

志川節子[シガワセツコ]
1971年、島根県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。会社勤務を経て、2003年、「七転び」でオール讀物新人賞を受賞

田牧大和[タマキヤマト]
東京都生まれ。2007年、「色には出でじ、風に牽牛」(刊行時に『花合せ』に改題)で小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー

村木嵐[ムラキラン]
1967年、京都府生まれ。会社勤務を経て95年より司馬遼太郎家の家事手伝いとなり、夫人である福田みどり氏の個人秘書を務めた。2010年、『マルガリータ』で松本清張賞を受賞し、デビュー

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京都生まれ。87年、オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。92年、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、99年、『理由』で直木賞、2002年に『模倣犯』で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

179
女性作家による時代小説アンソロジー、テーマは【なさけ】いろんななさけが有った。西條さんの『善人長屋』が恋しくなる。坂井さんの『抜け殻』は好みだった。『地獄染』の村木さんにはビックリ。老若男女、情けは人の為ならずというが・・それをどう受け取るか。掛けても掛けられても切ないのは変わらない。2018/04/12

shincha

83
6人の作家さんの時代小説アンソロジー。存じ上げているのは、最初の西條奈加さんと最後の宮部みゆきさんだけでしたが、とても楽しく読了。善人長屋は、本編で既読でした。どの作品も読後の心に仄かな温かみを残すような、江戸に生きる日本人の厳しさと優しさと人情が垣間見られるような作品。特に最後の宮部みゆきさんの『首吊り御本尊』は宮部さん得意のオドロオドロシイ作品かと思いきや、さにあらず、ご隠居様の優しさが滲み出るような作品でした。色とりどりのあられ煎餅の詰め合わせのように、色々な味わいを楽しめました。2021/11/29

ゆみねこ

72
実力派女流作家の時代小説アンソロジー。西條奈加さんの『善人長屋』は既読。田牧大和さんの『海の紺青、空の碧天』がとても良かった!2020/07/29

タイ子

65
6人の女性作家により時代小説アンソロジー。お二人の作家さんは未読でしたが、どの物語も女性らしい目線で書かれていて良かったです。西條奈加さんの「善人長屋」は読んだことあるけどおもんさんの登場シーンはやはり面白い。お気に入りは田牧大和さんの「海の紺青、空の碧天」。青春小説みたいでタイトルの如く晴れ晴れとしました。人からなさけを受けるだけではなく、しっかりそれを受け入れる強い心を持つことが大切だと言うことをそれぞれの登場人物たちに教わった気がします。2018/05/19

papako

60
時代小説アンソロジー。『なさけ』と銘打たれているけど、『なさけ』なのかなぁ。『善人長屋』は4回目くらい?全部再読したくなった。坂井希久子、志川節子は子供の手を離してしまった母親。それぞれの結末だけど、江戸時代だと死別含めて逆縁は多かったんでしょうね。おえんが着物を買う理由が知りたい。田牧大和『海の』いいな、これ。安芸から江戸に姉が嫁入る長太郎が許嫁の顔を見に行く。姉と許嫁の布のやりとりとか、ほっこりしました。『地獄染』はなぜこれが?宮部みゆきは安定。だけどやはりなぜ『なさけ』?ちょっと考えちゃいました。2022/03/19

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