出版社内容情報
明治維新は、わずか数年で瓦解するところだった!?――首都の大混乱、経済不況、繰り返される薩長の暗闘など“絶体絶命”の危機に迫る。
内容説明
混迷を深めた幕末とは対照的に、明治維新後の日本は「富国強兵」「文明開化」で目覚ましい発展を遂げたとされるが、本当だろうか?―本書は、維新の立役者である西郷隆盛の動きに注目しながら、首都の大混乱、経済不況、繰り返される薩長の暗闘など、討幕直後から崩壊の危機に晒され続けた明治政府の“不都合な真実”を描き出す。近代化の光に覆い隠された「本当の維新史」とは?
目次
はじめに―明治維新は「建武の新政」の二の舞になるところだった!
第1章 西郷隆盛も嘆いた「新政府の腐敗」―首都東京の混乱
第2章 「人材不足」に悩む薩摩・長州藩―旧幕臣の引き抜き
第3章 繰り返される「薩摩藩vs.長州藩」の暗闘―他藩の巻き返し
第4章 西郷隆盛率いる「留守政府」の大混乱―政府大分裂の兆し
第5章 薩摩・長州藩からの「反政府運動」―西南戦争と萩の乱
終章 「江戸ブーム」の到来と幕臣たち―東京開市三百年祭の開催
おわりに―西南戦争の勝利まで“明治維新の危機”は続いていた
著者等紹介
安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業、早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。江戸をテーマとする執筆・講演活動を展開。JR東日本大人の休日・ジパング倶楽部「趣味の会」、東京理科大学生涯学習センターなど生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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