出版社内容情報
いま大人気の女性時代作家による、アンソロジー第二弾。親子の切ない秘密や江戸の料理にまつわる謎を解く、時代小説ミステリ傑作選。
内容説明
棒手振りの魚屋に、鰹を千両で買いたいという奇妙な申し出があり…(「鰹千両」)、幕府直轄の御薬園で働く真葛は、薬種屋から消えた女中の行方を探ってほしいと頼まれるが…(「人待ちの冬」)、商家の妾が主夫婦の息子を柏餅で毒殺した疑いをかけられるが、料理人の季蔵は独自の捜査を進め…(「五月菓子」)など、“捕物”を題材とした時代小説ミステリー。話題の女性作家陣の作品が一冊で楽しめるアンソロジー。
著者等紹介
細谷正充[ホソヤマサミツ]
文芸評論家。1963年生まれ。時代小説、ミステリーなどのエンターテインメントを対象に、評論・執筆に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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時代小説大好き本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶち
102
人気女流作家の時代小説を集めたアンソロジー。『ねこだまり』『あやかし』に続いて3冊目です。 "捕り物"を題材にしていても、作家さんによってその切り口も雰囲気も異なっていて、いろんな楽しみが詰まっています。 今まで読んだことのない作家さんやシリーズもののつまみ食いもできちゃうのがこのシリーズの良いところですね。 新たに読みたいと思った作品は、コメント欄に記します。2021/10/03
aquamarine
84
話題の女性作家6人の捕物に特化したアンソロジーです。捕物帖というのはシリーズになっているものが多く、好きなのですがなかなか手に取れないものの一つです。こちらもシリーズの中から一編を選んでいますが、それだけを読んでも問題はありませんでした。話題作家さんだけありどれも良かったです。私は宮部みゆきさんの「鯖千両」が読みやすくて一番好きでした。収録元の「はつものがたり」を読んでみようと思います。再録ばかりなので女性の描く捕物帖を普段から読んでいる人よりも、これから発掘したい人向けなのかもしれません。2018/04/18
chimako
62
これも最寄図書館の文庫フェアからの一冊。アンソロジーの良いところは知らない作家の作品を読めること。和田さん、梶さん、浮穴さん、中島さん、はじめまして。「なぞとき」の書名通り、時に町の親分さんが、時に薬草に通じた娘が、事件の謎を解く。一話ずつの楽しみもあるが、文庫全体の味わいが深く大人の気の張らぬ読み物として最適。他のものも読んでみたい。2026/03/21
kyokyokyo3201
49
友人より借用。「捕物」を題材にした短編集。宮部作品は既読。同じ題材でも、作者によって違う切り口が楽しめた。宮部作品が秀逸であったが、澤田瞳子作品(ふたり女房)も印象に残った。2018/03/22
のんちゃん
48
夫の本棚から。平成の女流時代作家さん達の捕物短編集。編者は時代小説、ミステリーに造詣の深い文芸評論家細谷正充氏。私は女流作家さんが好きだ。多くの好みの作家さんもほとんど女性である。特に本作の様に時代市井小説だと、親子の情等、女性の観点からの物語の紡ぎ方が、よりキラッと光る気がする。また、本作はアンソロジーだが、アンソロジーは所収本で詳しく語られている人間関係が判りづらいのが難点だが、一冊で所収本の魅力を知れ、次の読書に繋がる楽しみもあるので、私は結構好みだ。楽しい休日読書だった。2020/04/26




