出版社内容情報
“信ずる主君のために――”。敗戦必至の関ヶ原に挑んだ石田三成の参謀・島左近。乱世を戦い抜いた壮絶な生涯を綴った長編歴史小説。
内容説明
いま一度、賭けてみるか―。明智光秀を裏切った筒井順慶に仕えるを良しとせず、一度は武士を捨てた島左近だったが、石田三成の志を意気に感じ、その参謀役となる。豊臣秀吉亡き後、天下取りの野望をむき出しにする徳川家康を打倒すべく、三成と共に立ち上がった左近。あらゆる手をつくし、ついには家康を関ヶ原へと誘い出すことに成功した―。主君のために義を貫く。その生涯を描いた長編歴史小説。
著者等紹介
佐竹申伍[サタケシンゴ]
1921年、東京に生まれる。日本大学芸術学部卒業。映画関係の仕事を経て、文筆活動にはいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キンセンカ
2
戦国時代の様々な武将から見た時代背景が面白い!2017/10/30
hinata
1
司馬遼太郎の関ヶ原(上)を読み終えてすぐ読んだので、かぶっているところも多く印象的にはやっぱり筋書き通りだな。三成が真っ正直すぎて島左近も苦労したことだろう。召抱えられるとき「死なばもろとも」と三成に賭けたこと、そして関ヶ原に死に場所を求めたのは武士として本望だっとのだろう2017/12/02
しんのすけ
0
島左近の物語。石田三成と出会う前から関ヶ原までの物語であり、流れを理解出来てよかった。2021/11/09
Genzoh Minamishima
0
島左近の名はよく知っていたが、実際どの様な生き方をしたのか何も知らなかった。小説ではあったが、それなりに知ることが出来て良かった。池波正太郎の真田太平記をまた読み返したいと思った。2020/02/06