出版社内容情報
仕事や人生に役立つ本物の教養は、読書をすることで磨かれる。その方法について、“本の虫”出口さんが、とっておきの108冊と共に解説。
出口 治明[デグチ ハルアキ]
著・文・その他
内容説明
人生に必要な教養は、読書でこそ磨かれる。読書家として知られる著者が思わず夢中になった、人生を豊かにしてくれた、本当におすすめしたい良書135冊を紹介。「ビジネスに効く」「歴史から叡智を学ぶ」「日本と世界の現在を知る」をテーマに、歴史、宗教、戦争、政治…などさまざまなジャンルの本を取り上げ、その歴史や背景についても解説。
目次
第1部 ビジネスに効く教養のつくり方(リーダーシップを磨く;「意思決定力」を鍛える;教養の基本は「人間を知る」こと)
第2部 歴史から叡智を学ぶ(歴史の面白さを知る;戦争を見る眼を養う;神話と宗教について考える)
第3部 日本と世界の現在を知る(国家と政治の基本を理解する;グローバリゼーションの本質を見抜く;人口問題から日本の近未来を考える)
著者等紹介
出口治明[デグチハルアキ]
立命館アジア太平洋大学(APU)学長。1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒業後、日本生命保険相互会社入社。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て2005年に同社を退職。2008年にライフネット生命を開業。2017年に代表取締役会長を退任後、2018年1月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
68
花には香り、本には毒を/偏見なき思想は香りなき花束である/人に会い、本を読み、世界を旅すること以外に賢くなる(人間と人間がつくった社会のことを知る)方法はありません/正しい意思決定をするには、部下の厳しい直言や諫言に耳を傾け、受け入れる必要があるということです。「今の自分の表情(状況)」「歴史」「第三者の厳しい意見」/悩みが解決せず、煮詰まってしまった場合には、全く仕事に関係ないことを考えて頭をスッキリさせるという考え方もあります。読書には、全く違う情報を取り入れて頭を切り替えるという優れた効用がある2024/09/16
マエダ
68
タイトルはこんなにも安易であるのに、中の紹介されている本はなかなかに濃い顔ぶれ、古典でも読もうかなとなる。2018/06/28
ユウユウ
27
出口治明氏が図書館派ということがとても嬉しく感じた。とても図書館で借りて返却期限にまで読みこなせるとは思えない重量感のある本が多く紹介されているが、ひとつずつ大きな山を登るように挑戦していきたい。2020/08/08
BluePlanet
14
★5.0(3.75)2018年6月発行。2014年6月発行の「ビジネスに効く最強の『読書』」の加筆修正版。「人間が生きていくために最も必要とされる自分の頭で考える能力、すなわち思考力を高めるためには、優れた古典を丁寧に読み込んで、著者の思考のプロセスを追体験することが一番の早道」ということで、数々の名著を紹介。全て読みたくなるような素晴らしい解説ですね。最後のフランスで子育てをする女性からの手紙・・・日本がなんと子育てしにくい国になってしまったのか、多くの日本人に読んで、考えてもらいたい内容ですね。2021/02/10
アルカリオン
13
108冊の名著を紹介。軽妙な文章でつづられたこの本自体はそこそこ面白いのだが、紹介文を読んだ結果「ぜひ読んでみたい」と思わされる本はなかった。2021/07/24