出版社内容情報
宗教をめぐる民族紛争はなぜ起こるのか? 儒教の影響は、日本と本場の中国や韓国とではどう違う? 異文化理解を高める白熱の講義録!
内容説明
キリスト教やイスラム教と神道のようなアジアの宗教では、「神」という言葉がもつイメージは大きく異なる。自然の外側へ無限に拡大するのか、自然の細部に浸透しているのか―。日本人が理解しづらい「世界の諸宗教」の特徴をわかりやすく講義した一冊。異文化を知ることで、無宗教と思いがちな日本人独特の「神の感じ方」も見えてくる。
目次
風土と宗教
ユダヤ教
キリスト教(その誕生と原始教団の展開;ヨーロッパにおける信仰の推移)
イスラム教
インドの宗教(バラモン教、ヒンドゥー教、初期仏教;部派仏教と大乗仏教)
アジアの仏教
日本の仏教
儒教―中国・朝鮮・日本への影響
神道と日本人の信仰
著者等紹介
呉善花[オソンファ]
韓国・済州島生まれ。留学生として、昭和58年に来日。東京外国語大学大学院修士課程を修了。日本での体験をもとに執筆された『スカートの風』(三交社・角川文庫)が大ベストセラーとなる。『攘夷の韓国 開国の日本』(文春文庫)で第5回山本七平賞受賞。現在、日本に帰化し、拓殖大学教授として教鞭を執る傍ら、執筆と講演が多忙な毎日を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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