出版社内容情報
古典落語の名台詞を軸に、噺の解説や時代背景、人生に活かす教訓までを解説。現代に置き換えた捉え方や新しい解釈は必読。
内容説明
落語の解釈は本来、聴き手にゆだねられるものだが、演者自身はどういう思いで語っているのか。あらすじとともに、演者目線の落語の見方や醍醐味を紹介。オチや名シーンで発せられる台詞を軸に、その噺の肝を独自に解釈し、わかりやすく説明する。芝浜、心眼、文七元結…よく知られる噺も「そんな見方があったのか」と新しい発見をして、さらに深く味わえる!文庫書き下ろし。
目次
第1章 しみじみ編(「よそう。また夢になるといけねえ」―芝浜;「治兵衛さん、ゆんべ眠れましたか?」―百年目 ほか)
第2章 すかっと編(「あたしゃ、鬼になるよ」―文七元結;「てめぇんとこのこんにゃく、十丁で幾らかって聞かれたから、高ぇとは思ったけど五百って言ったら、しみったれた野郎じゃねえか、三百に負けろってぇから、あかんべえをした」―こんにゃく問答 ほか)
第3章 ゆったり編(「大家といえば親も同様、店子といえば子も同様」―らくだ;「おとっつぁん、こんなにたくさんもらっていいの?あたい、お釣り、ないよ」―子別れ ほか)
第4章 じんわり編(「目が見えねぇてぇなあ、妙なもんだ。寝ている間はよーく見える」―心眼;「売る奴が利口で買う奴がばかなんだな」―かぼちゃ屋 ほか)
第5章 あざやか編(「俺は平気だったけど、石川五右衛門は、さぞ熱かったろうな」―強情灸;「さんまは目黒に限る」―目黒のさんま ほか)
著者等紹介
立川談慶[タテカワダンケイ]
1965年長野県上田市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、(株)ワコールに入社。3年間のサラリーマン経験を経て、91年、立川談志18番目の弟子として入門、前座名は「立川ワコール」。2000年に二つ目昇進を機に、「立川談慶」となる。05年、真打昇進(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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