出版社内容情報
遠ざかりゆく太平洋戦争の記憶――。多くの戦争当事者へのインタビューを続けてきた著者による、今こそ見つめ直したい珠玉の評論集。
保阪正康[ホサカマサヤス]
昭和史研究家、評論家、ノンフィクション作家
内容説明
戦後70年以上を経て、遠ざかりゆく太平洋戦争の記憶―。本書は、昭和史研究の第一人者である著者が、“あの戦争”を見つめ直すのに有益な26のヒントを提示した珠玉の評論集。戦記から人物・組織論、開戦にいたる政治史、戦後処理まで、昭和史の真実がここにある。戦後という時代の“新たな転換点”にある今こそ、日本人が真剣に再考すべき歴史の教訓とは?
目次
第1部 遠ざかりゆく太平洋戦争(「自虐史観」と言われた私;私が会った「昭和史の証人」秘録;「昭和史の真実」の断片を求めて ほか)
第2部 太平洋戦争をめぐる五つの人物論(山本五十六愚将論を考える;阿南惟幾自決の真相―二・二六と聖断;エリート軍人・四王天延孝はなぜ陸軍の指導者たり得なかったか ほか)
第3部 ドキュメント・太平洋戦争(高橋是清の矜持;虚構の疑獄「帝人事件」とは何だったのか;満州事変と満州国 ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。評論家、ノンフィクション作家。出版社勤務を経て著述活動に入る。主に近代史(特に昭和史)の事件、事象、人物に題材を求め、延べ4000人の人々に聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの作品のほか、社会的観点からの医学、医療に関する作品を発表している。現在、個人誌『昭和史講座』を主宰。2004年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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