出版社内容情報
大化から平成までの、250すべての元号について、その言葉の意味、典拠、どういう理由で元号が変わったのかなどを解説します!
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内容説明
かつて、一人の天皇の在位中に複数回、元号が変わることがあった。吉事のほか、災害、疫病、戦災などの凶事が起こると、厄払いのために改元されていたからである。つまり、元号を順にたどることは、日本史を順にたどることにつながる。最初の元号「大化」から現在の「平成」まで約250すべての元号を網羅。日本史の知識を整理したい人、復習したい人にはぜひ読んでもらいたい一冊。
目次
飛鳥時代
奈良時代
平安時代
鎌倉時代
南北朝時代
室町時代
戦国・安土桃山時代
江戸時代
明治以降
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野の花
11
今でこそ一人の天皇に一つの元号だが昔は2年や3年でコロコロと変わっていた。一番短いもので2か月とちょっとだ。なぜかというと、祥瑞(吉事)や天変、飢饉、疫病などがあると改元したようだ。これを読むと例えば平安時代でも元号によって細かく分かれているのでどんな流れになっているのか分かりやすい。歴史の調べ物の辞書として使おうと思っていたが一つ一つ読んでみると面白い。2019/02/24
すのさん
8
元号をたどると共に日本史の復習になって読み応えがあった。大化の改新、保元の乱、文永の役、宝治合戦、応仁の乱、天文法華の乱、慶安事件、寛政の改革など、よく考えたらこれも元号か、と思うほど日本史と元号は深く関わってるんだと実感した。奈良時代の一時期には天平感宝など四文字の元号が使われていたことも初めて知った。辛酉革命や甲子革命の年は改元をしなくてはならなかったというのもこんなに元号が多い理由の一つなんだな。2019/01/23
A Y
6
元号ごとに1頁歴史を辿る。昔は天皇即位だけでなく吉兆や災害等の度に代わるので約3年前後、江戸時代になると約10年前後周期。なので本の中間でまだ平安時代という偏りw興味深い歴史の勉強であった。勘申者は近代除いて菅原氏か藤原氏。その都度、縁起の良い字を使ったり良い意味で決定してるのに○○飢饉だ〇〇の乱だと残念な時もある。〇〇改革とか○○文化はいいけど。元号使うと西暦に直す手間とかPCバグったりと正直面倒くさいのに、なんでか有り続けて欲しい。自分の生きてる今が昔から続いている歴史の一部だというのが嬉しいのかな。2020/10/31
犬養三千代
6
元号の改元理由、代替わりや祥瑞、災害よりも、甲子革令 辛酉革命 三合による改元など様々な理由があったのだなと。 元号の名がついた天災を数えてみた。地震は 貞観、永長、康和、永仁、正平、康安、天正、慶長、寛文近江若狭、寛文京都、延宝八戸沖、延宝房総沖、元禄、宝永など。〇〇で地震を加えると相当な地震大国。 噴火、飢饉洪水など天変地異と改元。新しい希望を託して改元してきたのだなと思う。為政者の勝手も有るけれど。 私年号に白鳳、朱雀、朱鳥が挙げられて驚く。白鳳文化の白鳳は公文書に出てこなかったなんて❗2017/09/08
こだま
6
なかなか読み進められなかった。次の元号は何になるのだろう。2017/02/13