出版社内容情報
口入屋に居候している直心影流の橘円十郎は、巨漢の馬淵と手練の宇佐美と共に舞い込んだ事件を解決しようとするが。シリーズ第5弾。
鳥羽亮[トバリョウ]
作家
内容説明
「三身一体の剣か!」―居候をしている安田屋への帰途、三人の刺客に囲まれ、窮地に陥った橘円十郎だったが…。黒岩藩の国許で城代家老を暗殺した浦沢一刀流の郷士たちが、続いて江戸家老を亡き者にすべく出府。それを阻止しようと先手組頭の金重が、かつて共に闘った円十郎に助力を頼んできた。円十郎は、牢人仲間である馬淵と宇佐見に声をかけ、共にその依頼を受けることにしたのだが。文庫書き下ろし。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年「剣の道殺人事件」で第36回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
119
わけあり円十郎江戸暦「一身(いちみ)の剣」5巻。今回は浦沢一刀流の三身の剣・二身の剣・一身の剣の変化技と直心影流の円十郎都の対決何時もながら迫力ある剣戟シーンの連続でした。2016/07/25
Totchang
7
「わけあり円十郎江戸暦」シリーものとわかっていたのに、この本から読み始めました。でもきちんとした構成なので別に興味をそがれることはありませんでした。強いて言えば黒岩藩との関わりが中途半端に思えた程度です。刀で自藩の家老を亡き者にするなど恐ろしい設定でした。敵の剛剣に押されてよろめくなど、強すぎない主人公の円十郎に好感が持てました。2019/02/15
犀門
0
#151★★★☆☆2016/08/26