出版社内容情報
大坂の陣の後も、真田幸村は生きていた!?――名族・細川家を頼った、銭の数ほどいた影武者など、日本各地に残る“不死伝説”を紹介。
【著者紹介】
歴史研究家
内容説明
日本史の悲劇的な英雄にまつわる「不死伝説」。それは大坂の陣で、天下人・家康をあと一歩のところまで追い詰めながら、壮烈な討死を遂げた真田幸村についても例外ではない。本書は、九州・四国・本州など日本各地に残された、幸村とその周辺人物たちの生存説の謎に迫る。「埋葬場所が不明な幸村の首」「真田家の足軽がみた岩窟に棲む翁」…戦国最後の英雄はどこに消えたのか?
目次
第1章 真田幸村は討死しなかった!
第2章 徳川家康は大坂夏の陣で討死した!
第3章 幸村は九州・四国で生きていた!
第4章 幸村・大助父子は本州で生きていた!
第5章 幸村の嫡子・大助は堺・紀伊で生きていた!
第6章 豊臣秀頼・国松父子は九州で生きていた!
著者等紹介
川口素生[カワグチスナオ]
歴史研究家。1961年、岡山県生まれ。岡山商科大学、法政大学文学部史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
16
△真田幸村、大助、豊臣秀頼が大坂の陣以降も生きていた説や徳川家康が大坂の陣で討ち死にしていた説を集めており、週刊誌を読むようでした。文章が私には合わなかったためか話が解りにくかったです。2021/11/07
maito/まいと
13
よくよく考えてみれば、なんでこんなに痕跡が残っているの?と突っ込まなければいけないのだけれど、それだけ生きていてほしい、という願望が満ちあふれていたのかなあ。タイトルにある幸村だけではなく、秀頼や真田大助にも不死の伝説が数多く残っていることが紹介されており、真偽はともかく、かなり興味深い。また家康が大坂の陣で討ち死にした、という話も紹介されていて、意外とバカにならない説得力がある。歴史が覆るほどの話ではないのは、不死伝説が真実であっても、歴史が変わることがないのをみんなが知っているからなんだけどね。2016/02/29
exman
3
2016年を見ていたのもあって、つい手に取ってしまった。日本全国に、幸村の「生きていた」伝説があったことに驚き。ただ、DNA鑑定できないので、どれがほんとなのかはっきり分からないが、素人目の感覚だとUFOとかUMAとかの感覚で面白かった。各地の踊りや産業にその名残があったりするのが興味深い。2016/04/08