内容説明
著名経営者がこぞって愛誦する詩―「青春」。遂にとらえた、サムエル・ウルマンの全貌。
目次
第1章 「青春」の詩
第2章 幻の詩人
第3章 アラバマ州バーミンガム
第4章 ウルマンの人となり
第5章 「青春」の連環
第6章 マッカーサーの「青春」
第7章 「青春」の伝播
第8章 詩篇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miyuki
1
3月8日より。ウルマンの名詩「青春」を辿る著者による軌跡。情熱を持って「青春」の詩や、ウルマンについて調査する著者の姿勢そのものが青春的であり、初々しいものが感じられる。ウルマンという人物について、「青春」の詩の出典について、「青春」の詩の享受について、ウルマンの他の詩の抄出と、内容は幅広く、著者のウルマンや詩に対する熱を感じる。著者はジャーナリストでもなんでもなくただの一塊のビジネスマンのようだ。この調査や行動力は賞賛に価するものだろう。英文の和訳が直訳風なのがきこちないが、著者の熱い心を感じた。2016/03/09
権現
1
無名の一市民によって書かれた詩が、時と国境を越えて人々に影響をもたらす。この本はサムエル・ウルマンという、歴史の片隅で一編の詩を生み出した人間の物語であり、その一編の詩が著者自身にもたらす繋がりの群像劇であり、また1人の人間が生み出したミームが作者自身の存在を凌駕して存続する、驚異の事例を描くケーススタディーでもある。私たちが普段何気なく見かけている言葉の中には、サムエル・ウルマンの詩のように、知られざる歴史を秘めたものたちが隠れているに違いない。言葉の力を強く感じる一冊。2015/09/06
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