出版社内容情報
中国人に共産党は必要だったのか? 社会主義で幸せになったのか? 近現代史を俯瞰し、外からは見えない中国の実相と悲劇を解き明かす。
【著者紹介】
立命館大学名誉教授
内容説明
中国共産党がたどった社会主義革命への道は、目標とは全く異なる社会を出現させた点において、大悲劇であった―。本書は、清朝末期から現代に至るまでの歴史を俯瞰しつつ、中国共産党の誕生と政治権力掌握の背景、そして今日の混乱に至った真因を解き明かしたものである。日本人がいまこそ知らなければならない「中国の正体」とは。
目次
序章 中国という悲劇(中華人民共和国の出現=「社会主義の衣を着た封建王朝の成立」 ほか)
第1章 虚像の中華人民共和国(社会主義と封建主義の狭間で;伝統との決別をめざしていたはずの中国)
第2章 マルクス主義が中国に進入した理由(マルクスの予言;ロシア型マスクす主義の出現;接近するソ連と中国)
第3章 なぜ国民党ではなく共産党だったのか(第一次国共合作の成立と崩壊;社会主義の道か、国家資本主義の道か;日中戦争と中国統一をめぐる攻防)
第4章 幸福になれない中国人(搾取される農民;知識人の受難;文化大革命が意味するもの)
終章 中国に社会主義は必要だったのか(もし国民党中国が続いていたら ほか)
著者等紹介
北村稔[キタムラミノル]
1948年京都府生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大大学院博士課程中途退学。三重大学助教授を経て、立命館大学文学部教授。2014年に退職し、立命館大学名誉教授。法学博士。専門は中国近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mitz
イケタク
チョビ
-
- 和書
- 山川一問一答倫理