PHP文庫<br> 「戦国大名」失敗の研究“群雄割拠篇”―政治力の差が明暗を分けた

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PHP文庫
「戦国大名」失敗の研究“群雄割拠篇”―政治力の差が明暗を分けた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569763279
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0121

出版社内容情報

日本各地に覇を唱えた戦国の英雄たちは、なぜ天下に届かなかったのか? 権力者から“政治力”が失われる過程から、失敗の本質を学ぶ!

瀧澤中[タキザワアタル]
作家、政治史研究家

内容説明

伊達政宗、長宗我部元親、今川義元、そして信長を裏切った多くの有力大名…。日本各地で覇を唱えた“戦国の英雄”たちは、なぜ野望を打ち砕かれ、天下に手が届かなかったのか?本書は、気鋭の政治学者が「フランコ将軍」「大日本帝国」「第三次中東戦争」など近現代史の類例と比較し、一地方権力に終わった彼らの失敗の本質に迫る。時代を動かす“偉大な指導者”の条件とは?文庫書き下ろし。

目次

第1章 局地政治力の限界―伊達政宗とフランコ将軍(失敗の三つの外的要因(生年、地理、周辺状況)
失敗の内的要因(1)中央との距離感の失敗(豊臣政権との関係) ほか)
第2章 長宗我部元親と大日本帝国(長宗我部元親、三つの強さ;長宗我部元親・五つの失敗 ほか)
第3章 反乱はなぜ起きたのか―「本能寺」と「狼の巣」へ続く道(政治力の低下が引き起こす反乱;信長を裏切った者たち ほか)
第4章 予想外の大敗―桶狭間合戦と第三次中東戦争(モシェ・ダヤン;ミッドウェー作戦と桶狭間合戦 ほか)

著者等紹介

瀧澤中[タキザワアタル]
1965年、東京都生まれ。作家・政治史研究家。駒澤大学法学部上條末夫研究室卒。2010~2013年、日本経団連・21世紀政策研究所「日本政治タスクフォース」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

18
シリーズ第三弾は伊達政宗、長宗我部元親、今川義元、そして信長と謀反組を徹底研究。著者のシリーズ高齢の政治力に焦点を当てた分析となっています。毎度ながら別の時代、別の場所の政治家や軍人と戦国大名を比べていますがそろそろ決め手に欠ける様な比較が。共通する部分を上げる時も無理矢理感が漂い始めており、次回作が在るとしたらどうなるんだろうか。2016/08/18

getsuki

10
シリーズ3作目。勉強不足もあり、相変わらず近現代史パートを理解するのに骨が折れる。今回登場する伊達政宗や松永久秀らと戦国三英傑との差はどこにあったのか?の分析が興味深い。2016/07/16

イシカミハサミ

4
伊達政宗、長曾我部元親、織田信長、今川義元。 伊達政宗の項は失敗というよりも、 政治家のタイプの違い、というくらいの印象だった。 長曾我部元親の項も、 その時トップの勢力が織田信長だったことの不幸が書かれているだけの印象。 織田信長はそもそもの存在がピーキー過ぎて、 日本ではたまにこういう性質のカリスマが生まれる(小泉元総理みたいな) ことに対する戒めくらいの教訓。 今川義元の項のみ、強者であるときこそスキに注意せよ、 と教訓らしい教訓が得られる。2019/10/19

かやは

2
読み物として面白いですね。2016/07/14

ゆきまさくん

1
伊達政宗、長宗我部元親、松永久秀、今川義元など、天下をも窺う力がありながら、天下に届かなかった戦国武将のその理由を研究したもの。それを日本を含む世界の近現代史の事例と比較しながら検証するユニークなもの。どちらかと言えば、タイトルにある戦国武将よりも、スペインのフランコの統治や第三次中東戦争など、比較対象となった近現代史の説明の方が詳しく、ためになったし面白く読めた。また文中随所で参考に挙げられた文献が多く、これも興味深いものだった。2017/07/23

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