出版社内容情報
「一滴の水にも命がある」――現代社会が見失っている、日本人の自然・風土を慈しむ心に触れる随想集。未文庫化の続編と合本した完全版。
【著者紹介】
作家
内容説明
便利さ、効率のよさ、損か得かなど、都会に暮らす現代人の日常は、すべからく何らかの利得を動機に流れていく。しかし、真の人間らしさとは何か。自然への畏敬、生命への讃歌、人と人とのご縁への感謝…。文豪・水上勉が、身近の出来事から折々につづった随想をまとめた『閑話一滴』と『続・閑話一滴』を合本。
目次
閑話一滴(一滴の水;才市の指痕;若狭いさざ)
続・閑話一滴(一霊一木;達磨の縄跳び;墓のこと、それから)
著者等紹介
水上勉[ミズカミツトム]
1919年、福井県生まれ。9歳で京都の仏門に入るが、17歳の時、僧院を脱走。以来貧困と彷徨の生活を続け、40歳の時『霧と影』でベストセラー作家となる。『雁の寺』(直木賞)、『五番町夕霧楼』『越前竹人形』『飢餓海峡』『一休』(谷崎潤一郎賞)、『寺泊』(川端康成文学賞)などの受賞作、ヒット作をはじめ、著書多数。2004年9月8日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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