PHP文芸文庫<br> 霖雨

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PHP文芸文庫
霖雨

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  • サイズ 文庫判/ページ数 397p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569762562
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

辛いことがあっても諦めてはいけない――豊後日田の儒学者・広瀬淡窓と弟・久兵衛が、困難に立ち向かっていくさまが胸に迫る長編小説。

【著者紹介】
作家

内容説明

天領の豊後日田で、私塾・咸宜園を主宰する広瀬淡窓と、家業を継いだ弟・久兵衛。画期的な教育方針を打ち出す淡窓へも、商人としてひたむきに生きる久兵衛へも、お上の執拗な嫌がらせが続く。大塩平八郎の乱が起きるなど、時代の大きなうねりの中で、権力の横暴に耐え、清冽な生き方を貫こうとする広瀬兄弟。理不尽なことが身に降りかかろうとも、諦めず、凛として生きることの大切さを切々と訴えた歴史長編。

著者等紹介

葉室麟[ハムロリン]
1951年、福岡県北九州市生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞を受賞し、デビュー。07年、『銀漢の賦』で第14回松本清張賞を受賞し、注目を集める。09年に『いのちなりけり』と『秋月記』、10年に『花や散るらん』、11年に『恋しぐれ』が直木賞候補となり、12年1月に、『蜩ノ記』で第146回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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新地学@児童書病発動中

122
江戸時代末期天領の日田で生きた広瀬兄弟の生き様を描く歴史長編。時雨、驟雨といった雨が物語の重要な要素になっており、それを描き出す葉室さんの静謐な文体が、この小説を味わい深いものにしている。世俗に流されずに生きることの難しさがこの小説のテーマであり、読みながら読者は自分の生き方をもう一度考え直すことになる。いつも寡黙で、自分のことより周りの人のことを気遣う広瀬兄弟の弟久兵衛が魅力的な登場人物だった。物語の狂言回しになる美しい女性千世に対する久兵衛の秘められた想いが切ない。2015/06/21

ふじさん

96
豊後日田で、私塾・感宜園を営む広瀬淡窓と、家業を継ぐ弟・久兵衛は、塩屋郡代の権力の横暴に耐え、清冽な生き方を貫く。晩年には、淡窓は、大村藩主や水野忠邦に意見具申をしたり、明治維新に影響を及ぼした人材育成に力を発揮。弟の久兵衛は府内藩の財政再建の改革に力を注ぎ、高い評価を得る。辛いことにもめげず志を持って、諦めずに道を進めばそこには必ず光が見える。読んでいて勇気が湧いてくる。幕末にこんな人物がいたことが誇らしい。 2022/04/11

あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...

72
久しぶりに読む葉室麟です。天保の飢饉を原因とした米不足に端を発し、大阪では大塩平八郎が庶民のために立ち上がり、一方、九州は豊後日田で私塾・咸宜園を主宰する主人公は時勢の流れにじっと耐えます。どちらのとった行動が正しかったかなんてことはわかるものではありませんが、登場人物の清廉で落ち着きのある生き様は自分にないものを見るようで気が引き締まる思いです。しっとりとした大人の文体は安心して読むことができるし、やはりいいですわ~葉室さん(*^^*)2016/11/13

優希

56
凛とした空気感がありました。時代の大きなうねりの中で、権力に耐えながら己の生き方を貫く広瀬兄弟に惹かれました。理不尽なことがその人生に降りかかろうとも諦めない生き方の大切さを教えられたような気がします。2022/02/27

真理そら

34
再読。『雨と詩人と落花と』を読んだので咸宜園つながりで読み返した。広瀬淡窓と久兵衛兄弟の教育者、商人としての生き方を描いたもの。2018/08/23

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