PHP文庫<br> 「地形」で読み解く日本の合戦

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PHP文庫
「地形」で読み解く日本の合戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569762272
  • NDC分類 210.19
  • Cコード C0121

出版社内容情報

戦に勝つためには「地の利」を得て、敵の裏をかけ! 関ヶ原、桶狭間、天王山、人取橋……。「地形」から日本の合戦の謎を解き明かす。

【著者紹介】
歴史研究家

内容説明

尾張平野を一望できる小牧山をいち早く押さえて、3倍の秀吉軍と互角以上に戦った家康―。だが、その家康もかつて武田信玄には三方ケ原の台地を利用され、無様に敗走した苦い経験をもっていた。本書は、「地の利」を活かして作戦を練り上げた“戦巧者たち”の駆け引きと、合戦の勝敗の舞台裏を「地形」「地名」から読み解いていく。一目瞭然の写真・地図資料も満載!

目次

第1章 原名で呼ばれる合戦
第2章 川名で呼ばれる合戦
第3章 橋名で呼ばれる合戦
第4章 島名で呼ばれる合戦
第5章 山名で呼ばれる合戦
第6章 峠名で呼ばれる合戦
第7章 畷名で呼ばれる合戦
第8章 狭間名で呼ばれる合戦
第9章 城名で呼ばれる合戦
第10章 その他の接辞で呼ばれる合戦―表名・口名・寺社名・崎名・浜名・浦名

著者等紹介

谷口研語[タニグチケンゴ]
1950年、岐阜県生まれ。法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得。現在、法政大学兼任講師。専門は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roatsu

12
日本で起きた大小合戦を、戦いの舞台となった地形を軸に確認できる興味深い一冊。時系列でなく地形毎に各合戦を整理してあるので興味次第でどこからでも読めるのが良い。勝敗は別にして、地形・地勢情報は徒歩で得るしかない時代にあって先人達がまるで鳥瞰したかの如くその特徴や他地域との関連を知って理解し、軍勢の駆け引きや城の縄張りに活用していた事実の凄さには改めて驚く。かつての重要なルートや要害の地の多くが今日も変わることなく利用され続ける事実はこの国で積み重ねられ、また続いていく歴史の連続を思わせてとても感慨深い。2016/03/21

siomin

1
題名の通り、地形という視点から合戦を分析した1冊。取り上げられた合戦は数多いが、もともと新書と限られた紙幅ゆえ、1つ1つの合戦が薄まってしまった感があるのが残念。もっと突っ込んだ内容のほうがよかったかも。2014/12/22

ぼいど

1
んー、思ったより突っ込み方が浅い気がしたかなぁ^^;内容がとある場所で起きた戦いについて割と淡々と書いてて、地形から合戦に迫ってる感じがないんだよね。まぁ戦ってのは1つの要素で決まるものでもないでしょうし、この位の方がより現実的なんじゃないかとは思いましたがw こーゆー本はどーしても戦国に寄りがちなところ、割と平安や鎌倉の戦にまでスポットを当ててるあたりが珍しいですね。2014/09/17

こまさん

0
ちょっと冗長な感じ。 戦場を分類わけするのはわかったけど、それによってなにがわかるとかあればよかった。2016/10/25

岡本

0
戦国時代の話かと思えば源平合戦等の中世の合戦があったりと数多くの合戦を分析した一冊。地形を重視したので個々の合戦については薄い内容のなっているのは致し方無しかな。現地の写真が多く載っているが必要性を感じない写真や見辛い写真が多かったり、地図の書き方が統一されておらず読み辛さを感じた。ルビ振りも織田信雄(のぶお)、信長公記(しんちょうこうき)等そういった読み方があるんだなと知った反面、さらさら越えをザラザラ越えと記載しており、検索しても全然出てこないので何をもってそう読むのか気になった次第。2015/01/20

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