出版社内容情報
春の花見、夏祭り、江戸っ子の遊びや、当時の旅の様子、冠婚葬祭、茶の湯……落語から風情ある日本の暮らしが見えてくる!
畠山健二[ハタケヤマケンジ]
作家
内容説明
時代小説の人気シリーズ「本所おけら長屋」の著者・畠山健二が落語の世界を案内!「目黒のさんま」「芝浜」「時そば」「寿限無」など、これだけは知っておきたい有名な演目40作品を厳選。内容だけでなく、江戸庶民の暮らしや娯楽の様子を、より深く楽しむためのポイントも簡潔に紹介。きっと現代人にも、江戸っ子の世界観や知恵は参考になるでしょう!三遊亭小遊三師匠との対談を巻末に収録。
目次
第1章 歳時記(春;夏;秋;冬)
第2章 江戸っ子の生活(遊び;生業;旅;冠婚葬祭;暮らし)
文庫化解説にかえて 対談「落語と四季」三遊亭小遊三×畠山健二
著者等紹介
畠山健二[ハタケヤマケンジ]
笑芸作家・コラムニスト。1957年東京都生まれ。作・演出をした漫才が「第34回NHK漫才コンクール最優秀賞」「国立演芸場金賞」などを受賞。演芸の台本執筆から週刊誌のコラム連載、ものかき塾での講師まで精力的に活動する。日本文芸家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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剛腕伝説
15
お馴染みの江戸落語を40席紹介している。あらすじ、歳時記、背景等、なかなかに楽しい。余り落語に馴染みのない、人にも十分に楽しめる内容となっている。これから落語を楽しみたい方には、うってつけの一冊。コロナ騒動が落ち着いたら、寄席にでも出かけるか!2020/05/01
ayyasui1985
7
寄席デビュー、NHKの落語番組と合わせて落語について勉強中。寄席できいた宗論が掲載されていた。江戸時代の小説も読んでいるので江戸時代の文化風俗についてよく知れるのも良かった◎あとはたくさん寄席に行きたい。2017/07/12
nyanlay
6
地元図書館のイベントで落語を聞いたあと、図書館で借りた一冊。まだまだ落語はビギナーだからこちらに書かれている落語は知らないものばかり。でも時代小説を読むときにでも役に立ちそうな内容だと思いました。2019/08/16
のんちゃん
5
『本所おけら長屋』シリーズ作者、畠山健二先生による落語サポート本。落語にこれほど造詣が深い作者だからこそ、あの人気シリーズがあるのだ!と感じる。また、江戸時代の細かい知識なども得る事ができる、お得な一冊。また、おけら長屋を読みたくなる。そして、また、寄席に行きたくなる。2017/02/13
ぱぷあ
3
ウンチクと豆知識の宝庫。 落語好きはもちろんですが、落語好きでない人も面白く読める一冊だと思います。おすすめ!!2018/06/28