ＰＨＰ文庫 引退しない人生

曽野 綾子【著】

ＰＨＰ研究所（2014/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 247p／高さ 15cm
• 商品コード 9784569761800
• NDC分類 914.6
• Cコード C0195

出版社内容情報

年を取るほどに人生はおもしろくなる。老年は神さまがくださった贈り物なのだ──。人生後半を楽しく生きる勇気を与えてくれる箴言集。

【著者紹介】
作家

内容説明

「冒険は老年の特権」「一人の人間としてやるべきこと」「会った人間の数だけ賢くなる」「みごとな身辺整理」「魂は中年に成熟する」「不自由には按配を」「私の道楽」―。本書は、著者のエッセイ集の中から、５０代以降の人生を豊かに自分らしく生きるヒントを集めた箴言集。“年を取るほどに人生をおもしろくする知恵”“晩年を美しく生きる知恵”“深く愛し愛される知恵”など、自信と希望が湧いてくる一冊！

目次

年を取るほどに人生をおもしろくする知恵
晩年を美しく生きる知恵
深く愛し愛される知恵
人生をほどほどに成功させる知恵
幸福を味わう知恵
人と出会うほどに賢くなる知恵
他人の評判に動揺しない知恵
死を準備する知恵
失うことを受け入れる知恵
魂を輝かせる知恵
流されないで生きる知恵
びくびくせずに旅行できる知恵
生活から引退しない知恵
お金に惑わされない知恵
心ぜいたくに暮らす知恵

著者等紹介

曽野綾子［ソノアヤコ］
１９３１年、東京生まれ。５４年、聖心女子大学文学部英文科卒業。７９年、ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。９３年、日本藝術院賞・恩賜賞を受賞。９７年、ＮＧＯ活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」（通称ＪＯＭＡＳ）代表として吉川英治文化賞ならびに読売国際協力賞を受賞。９８年、財界賞特別賞を受賞。２００３年、文化功労者に選ばれる。１２年、第６０回菊池寛賞を受賞。１９９５年から２００５年まで日本財団会長、１９７２年から２０１２年までＪＯＭＡＳ代表を務めた。日本藝術院会員、日本文藝家協会理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[団塊シニア]

人脈の基本、根拠のないまの、与えることを知っている限り等含蓄のある内容です、ただ過去の作品からの抜粋が多く、曽野さんの本を愛読してるものにとっては物足りなさを感じた。

2014/12/23

[moonlight]

引退しない人生、といっても何歳になっても若い人のようにばりばり働くことではない。むしろ、歳を取ったら社会的な地位や物欲を手放し、いついなくなってもいいように準備することを勧めている。更には失われていく健康や容貌の変化を諦め受け入れること、そしてそれらが無くなっても徳があれば人間として生きることができると説く。不自由があればできるように工夫をし、体の動く限り自分の生活は自分で面倒を見るのが即ち引退しない人生なのだと。著者のエッセイからの抜粋で構成され、学ぶことが多い内容だった。

2022/05/21

[あっ!chan]

仕事上のお客さんから戴いた中高年向けの本。折角だからお昼休みやちょっとした時間に少しづつ読んでみた。作者が書いた数冊のエッセイから抜粋して編集されている。読んでみて概ね三分の一は「よし...」これからの人生に参考になることであり、実際にやってみようと思うこと。三分の一は「わかる！わかる！」という心当たりのあること。そして残りの三分の一は「エー！」いくら言われても、自分にはとっても無理と思うことだった。引退しない人生というより、引退（死ぬ）するまでどう生きるかということを考えるには良いかもしれない。

2014/08/21

[newyorker]

年をとればとるほど面白くなる人生、人生を楽しむ知恵を短い言葉ですっきりと表現されている。良さも悪さも半分半分、世間が自分をどう評価するか、ということが気になってならない人というのは、やはり本質的に地震がないのだ... などなど。年を重ねたから分かったことがたくさんある。人間ほどほどが丁度いい。

2015/09/08

[ＴＭ]

著者、曽野綾子さんの格言集です。どちらかと言うと、中高年向けの本。若い人が読んでもいいと思いますがどうでしょう。気に入った言葉は、「すべて人生のことは、させられる、と思うから辛くなったり惨めになったりするが、してみよう、と思うと何でも道楽になる」という言葉です。

2014/08/27