出版社内容情報
今でも魔女がいる迷信深い「ルーマニア」、人口が少なすぎて名字がない「アイスランド」など、各国のユニークな国民性がよくわかる!
内容説明
古い街並みや芸術、音楽…。こんなイメージが強いヨーロッパ。しかし実際の欧州は、多種多様な民族や文化、宗教が混在するカオスのような地域なのだ。「ケチなのに寄付金だけは惜しまないオランダ人」「夜ふかしなのに超早起きなポーランド人」「ギリシャ人は世界で最も絶倫!?」など、リアルな各国の国民気質を徹底紹介。文庫書き下ろし。
目次
1 西ヨーロッパ―自分の国が大好きで、プライドの高い人々(イギリス―紳士っぽくふるまうが、ゴシップを好む;アイルランド―気さくでアバウト、人生を明るく楽しむ ほか)
2 東ヨーロッパ―貧しくても工夫して、明るく生活する人々(ロシア―豪快でがまん強く、太く短い人生を楽しむ;ウクライナ―コサック文化を愛し、女性にやさしい ほか)
3 北ヨーロッパ―ぶっとんだ感性をもち、世界で活躍する人々(フィンランド―地味だがよく考え、秀才力を発揮する;スウェーデン―寒さに勝つため、なんでも自分でやる ほか)
4 南ヨーロッパ―めげない強さと陽気さで、タフに生きる人々(スペイン―勇敢?無謀?なにごとにも極端;ポルトガル―哀愁が漂う控え目なラテン系 ほか)
みんなでパーティー ヨーロッパの人々はこう動く
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かずぼう
28
面白かった。ウクライナ人は、けっして従順ではなく、イヤなことはイヤとハッキリ言う性格とのこと。ウ~ン、当たっているみたい。巻末のヨーロッパ人が集まってパーティしたら、も面白い。2022/12/10
JACK
15
◎ 古代文明から始まるヨーロッパの歴史と、それぞれの国の文化や国民性を細かく紹介している本。地形、気候、人種、言語、宗教、戦争などの条件でこれだけバリエーションに富んだ国が出来上がるのは、実に興味深い。陸続きの隣国でも全然違うんですよね。話のタネに持ってこいの軽く読める本です。2015/01/26
めえめえ
12
ヨーロッパ限定なので読みやすかった。ウィーン市民が京都人に似ているというのは笑える(プライド高い、言っていることと腹の中は違う!)北欧の人は似たり寄ったりだった。バルカン半島の国々はクロアチア以外は行きたいとは思わない。日本から見たら似たような民族の国々と思っても。各国の人たちは自分の国に誇りを持っていて、お隣さんとは違う!というプライドがあるのですね。2016/10/10
Kumisuke92
11
一気にヨーロッパ各国の国民性が見られて面白かった。もともとのオリジンに加え気候や歴史が国民性を形成していくのだろう。北方のゲルマン系民族は『アリとキリギリス』で言うアリにならざるを得ない。長い冬に向けてきちんと計画し、それを実行するという性格が出来上がった。食にこだわらないのも、土地の貧しさからくるものなのかもしれない。そんな共通性の中に、北海に面したヴァイキングカルチャーのノルウェー、ロシアとスウェーデンに蹂躙され強かさを身につけたフィンランド、最も慎重で計画的なスウェーデンといった違いも垣間見れた。2016/09/19
Christena
8
1国の国民の特徴を、数ページの説明で一括りに語るのも乱暴だが、ちょっとしたスキマ時間に気晴らしに読むには楽しい。2017/07/22