ヨーガンレールとババグーリを探しにいく―大切なもの、美しいもの、使えるもの

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569709321
  • NDC分類 750.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ヨーガン レールと見た、手仕事の現場。

人気テキスタイル・デザイナー、ヨーガン レールが一貫して追い求めた手仕事の現場を本人とたどりつつ、彼の美意識と理念に迫る。

ババグーリとは、インドのグジャラート地方ラタンプールで採れる瑪瑙(めのう)のこと。

▼ババグーリとは、ヨーガン レールが新しく立ち上げた日々の暮らしのための実用的なアイテムを扱うブランドの名前――。「自然がこのように美しいものを用意しているのだから、私は飾りもののような不要なものは作りたくない。自然への尊敬の念を込めて、環境を汚さない、土に還る素材で、ていねいな手仕事をされた服や暮らしの道具など、自分にとって必要不可欠なものを作りたいと考えたのです」

▼高木由利子、高橋みどり、原由美子、安藤雅信、赤木明登の5人のクリエイターと一緒に、ヨーガン レールが追い求める手仕事の現場をたどり、彼の美意識と理念に迫ります。

▼ヨーガン レール自身が撮影したカラー写真も満載。見て、読んで楽しめる本です。                 

●これがババグーリ ――「はじめに」にかえて 
●これもババグーリ 
●手仕事への憧憬、それはここからはじまった(インド) 
●旅と自然にインスパイアされる人 ――高木由利子 
●丈夫で美しい南部鉄のテープカッター(岩手) 
●伝統の草木染め泥染め(中国・広州) 
●着心地のよさに隠されたプロセス ――高橋みどり 
●世界にひとつのやたら編みの椅子(大分) 
●ユスマンの工房と草木染め、鍛金の村(インドネシア) 
●これも手仕事、あれも手仕事(東京・清澄白河) 
●ババグーリにいく楽しみ ――原由美子 
●成長の早い竹を使った集成材の家具(岡山) 
●ヨーガン レールの子会社と藍染め工房(中国・上海) 
●色とりどりのランプシェード(石川) 
●イバン族のかごを求めて(ボルネオ) 
●自然のかたちを写した陶器(東京・調布) 
●旅の途中 ~制作の現場から思うこと~ ――安藤雅信 
●再生吹きガラスでより薄いグラスを(沖縄・那覇) 
●手の仕事を通して感じた土地への愛着(沖縄・八重山) 
●畑を耕し木を植えるひと ――赤木明登 
●あとがき 

内容説明

人と自然をやさしくつなぐ、手の仕事。ババグーリ(瑪瑙)の美しさに魅せられた著者が、世界各地で見つけた大事なもの。

目次

これがババグーリ―「はじめに」にかえて
これもババグーリ(手仕事への憧憬、それはここからはじまった(インド)
旅と自然にインスパイアされる人―高木由利子
丈夫で美しい南部鉄のテープカッター(岩手)
伝統の草木染め泥染め(中国・広州)
着心地のよさに隠れたプロセス―高橋みどり
世界にひとつのやたら編みの椅子(大分)
ユスマンの工房と草木染め、鍛金の村(インドネシア)
これも手仕事、あれも手仕事(東京・清澄白河)
生長の早い竹をつかった集成材の家具(岡山)
ヨーガンレールの子会社と藍染め工場(中国・上海)
色とりどりのランプシェード(石川)
イバン族のかごを求めて(ボルネオ)
自然のかたちを写した陶器(東京・調布)
旅の途中―政策の現場から思うこと(安藤雅信)
再生吹きガラスでより薄いグラスを(沖縄・那覇)
手の仕事を通して感じた土地への愛着(沖縄・八重山)
畑を耕し木を植えるひと(赤木明登))

著者等紹介

レール,ヨーガン[レール,ヨーガン][Lehl,Jurgen]
1944年、ポーランド生まれ、ドイツ人。1971年に来日、ヨーガンレール社を設立。2006年に新ブランドBabaghuriを立ち上げ、服、ジュエリー、家具や食器などの、幅広いデザインを手がける

高木由利子[タカギユリコ]
1951年生まれ。写真家。武蔵野美術大学でデザインを学んだ後、デザイナーとしてヨーロッパで活躍。モロッコで写真に開眼。以後、ファッション写真や人体を通して「人の存在」を撮り続ける。現在は東京を拠点に、各地で個展を行い、撮影旅行続行中

高橋みどり[タカハシミドリ]
1957年生まれ。スタイリスト。食まわりを中心にスタイリング

原由美子[ハラユミコ]
1945年生まれ。スタイリスト。慶応義塾大学文学部仏文学科卒業。70年「an an」創刊準備室に参加した後、スタイリストの仕事を始め、以後、多くの雑誌を中心に活躍

安藤雅信[アンドウマサノブ]
1957年生まれ。造形作家。ギャルリ百草オーナー。作陶家。81年、武蔵野美術大学彫刻学科卒業。84年、現代美術作家活動を始める。98年、多治見市に築100年の民家を移築、「ギャルリ百草」開廊。百草の企画と展示を自分の表現の一つとする

赤木明登[アカギアキト]
1962年生まれ。塗師。中央大学文学部哲学科卒業後、編集者を経て、88年に輪島へ。輪島塗の下地職人・岡本進のもとで修行、94年に独立。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雨巫女。@新潮部

8
婦人服売り場で、「ヨーガンレールとババグーリ」の立て看板があり、なんだろうと疑問になってたら、図書館で、出合ってしまい。借りて来て、今読破。疑問解消。スッキリ(^.^)b2010/11/25

カエル子

2
大学を卒業するときに母が買ってくれたヨーガンレールのワンピース。長く着ていたけれど、どこかでつけてしまったシミに気づいて着なくなり、でも捨てられずにいたら、母が仕立て直して普段着にしてた笑。こうして20年以上現役でい続けてくれるものづくりをしているのがヨーガンレールという人だと、この本を読んで再認識しました。「手仕事の速度で作っていれば環境への影響はきっとない」という彼の言葉にもうなづける。同じ想いでものづくりをする職人さんを探し、自分が使いたいと思うものだけを作る。有言実行のデザイナー。尊敬しかない。2021/12/23

スミス

1
ヨーガンレールさんが、ご本人の好きなもの、興味あることなどを、とことん追求し、世界中(ほぼアジアだけど)訪ねて回った記録。でも、ただ美しいモノを見ておしまい、ではない。ヨーガンさんはそれをさらに深化させ、別の作り手に「こんなモノを創って欲しい」と依頼することで、モノを通してコトガラが、どんどん廻り出す。自分が使いたいモノを創り、さらにそれを売りモノにしていくプロセスがとても軽やか。周りからはワガママって言われてるみたいだけどw2012/08/25

UMIUMI

0
松山のカフェで発見後に購入。手作りで良いものをみつけたストーリーが幾つか書かれていた。2016/08/24

なずな

0
良くも悪くも現実感の薄い2010/11/03

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