PHP新書<br> 日本を創った思想家たち

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日本を創った思想家たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 390,/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569709031
  • NDC分類 121.02
  • Cコード C0210

出版社内容情報

日本の代表的思想家の人物像がわかる小事典。

日本と日本人を形づくった背景に、どのような思想家がいたのか? 古代から近現代に至るまで約140人の思想家と著作のエッセンスを紹介。

旧来の日本思想家事典の類は、一九七〇年以前の価値評価で編纂されてきたものがほとんどだった。その特徴は、マルクス主義と丸山学派の奇妙な混合物であった。その軛(くびき)から脱し、独自の視点で精選した約一四〇人の思想家小事典。とりわけ紙幅を割いて解説するのは、空海、親鸞、世阿弥、伊藤仁斎、松尾芭蕉、新井白石、山片蟠桃、三宅雪嶺、福澤諭吉、徳富蘇峰……。現代においては、柳田國男、石橋湛山、司馬遼太郎、吉本隆明などがあげられる。本書の独自性の一つは、これまで評されることの少なかった江戸期の思想家たちに光をあてていること。江戸時代こそ、ヨーロッパの思想家に比肩できる質の高い哲学者を多く輩出した時期、と論じる。二つ目の独自性は、文学畑の人が多いということ。優れた文学には優れた思想が無意識に脈づいている。その典型が司馬遼太郎である。日本史の中によきもの(伝統)と、よき人(豪傑)を発見する思想家列伝の決定版。

●はじめに 
●第一章 古代 
●第二章 中世 
●第三章 近世前期 
●第四章 近世後期 
●第五章 近代 
●第六章 現代前期 
●第七章 現代後期 
●あとがきに代えて 
●人名索引  

内容説明

旧来の日本思想家事典の多くは、一九七〇年以前の価値評価で編纂されてきた。その特徴は、マルクス主義と丸山学派の奇妙な混合物であった。その軛から脱し、独自の視点で精選した約一四〇人の思想家小事典。とりわけ紙幅を割いて解説するのは、空海、世阿弥、伊藤仁斎、松尾芭蕉、山片蟠桃、三宅雪嶺、福澤諭吉、柳田國男…。戦後は、司馬遼太郎、吉本隆明があげられる。これまで評されることが少なかった江戸期の思想家や近代の文学者にも光をあてる。日本人のよき伝統が発見できる思想家列伝の決定版。

目次

第1章 古代
第2章 中世
第3章 近世前期
第4章 近世後期
第5章 近代
第6章 現代前期
第7章 現代後期

著者等紹介

鷲田小彌太[ワシダコヤタ]
1942年、札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業。同大学院文学研究科哲学・哲学史専攻博士課程修了。三重短期大学教授を経て、札幌大学教授。専門は、哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

13
近世の日本の思想家、特に儒学者の系譜を知るために読んだ。思想家ごとに簡潔な解説と人物評があり初学者にはなかなか良い入門書だと思う。近世の思想家としては伊藤仁斎、新井白石の評価が高く、松尾芭蕉、井原西鶴、近松門左衛門も思想家としてと登場している。一方で佐藤信淵、安藤昌益をインチキ思想家と評したり吉田松陰は思想家というより教育家と言い切っていてなかなか面白かった。ちなみに現代の思想家の中には村上春樹も入っていた。2013/03/17

k.m.joe

3
日本の思想史は現代の物で語られる事が殆どだったらしい。本書は日本書紀から始まり、宗教家、文学者、哲学者等々幅広いジャンルの人物や書物に言及し纏め上げられている。しかも筆者特有の「筋の通し方」は健在。2010/03/21

にゃん吉

1
日本書紀から吉本隆明まで百名以上を取り上げ、簡単な解説がなされており、日本思想のガイドブックとして有用な一冊かもしれません。本書では、安藤昌益に対し非常に批判的で、思想家として取り上げられていなかったりして、本書の人選自体、興味深いところがありました。本書で取り上げられている富永仲基や山片蟠桃は、長らく埋もれていたのを、内藤湖南が「発見」したとのことで、安藤昌益も、埋もれていたのを「発見」されたのだったなということを併せて考えると、また興味深くありました。  2019/02/11

チリドック

1
これを読むまでは、恥ずかしながら思想家って外国の人ってイメージが強く日本って受け止めるだけって印象がつよかったのですが、これをよむとイメージが変わりました。

ndmonori

1
百人以上の人物が紹介されています。江戸と戦前に疎かったので、大変参考になりました。2009/07/04

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