「アエラ族」の憂鬱―「バリキャリ」「女尊男卑」で女は幸せになったか

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569708850
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

リーマン・ショック以後の独身キャリア女性論。

「こんな時代にキャリアアップは可能?」「アラフォーだけど、やっぱり子供は欲しい」……。『アエラ』を愛読する彼女たちに明日はあるか。

「アエラ族」とは、朝日新聞出版が発行する週刊誌『AERA』でたびたび特集される20代後半~40代の女性読者を指す。その条件として想定されているのが、(1)高学歴、(2)未婚、(3)キャリア・ウーマンとして中間管理職の地位についている、女性たちである。彼女たちは、「結婚して、子供を産み育てる」といった従来の価値観とは一線を画し、ブランド品のショッピングや海外旅行を気軽に楽しむライフスタイルを満喫してきた。

▼だが著者は、同誌の誌面を目にするたびに、「こんな女性たちが、どれほどいるのか。いたとしても、それは幸福なことなのか」と疑問を抱いてきた。ひるがえって今日、急変した経済環境のなかで、「アエラ族」は微妙な立場にある。この先もキャリアを積めるのだろうか。「婚活」を始めたけれど、イイ男は売約済み。気がつけばアラフォーだけれど、子供は欲しい……。そんな彼女たちの「憂鬱」に焦点を当てつつ、真の幸せへのヒントを提示。

●はじめに 
●第一章 「超高級ホテル」から若い女性たちが消えた 
●第二章 「男=女」 ――「アエラ族」はなぜ“生きにくい男たち”と同じになりたがるのか 
●第三章 アエラ族は、不幸になる ――歪められた「婚活」時代 
●第四章 「アエラ族」に告ぐ ――「孤独なおひとりさま」の老後に覚悟はありますか 
●第五章 行き過ぎた「女尊男卑」の果てに 
●第六章 「アエラ族」の品格と孤独 
●第七章 「女」に生まれたことは本当に損か ――「アエラ族」よ、何が言いたい 
●エピローグ ――リーマン・ショックが日本人に「家庭」を取り戻させた

内容説明

「負け犬」「おひとりさま」「婚活」…これって、本当に私が望んだ生き方?

目次

第1章 「超高級ホテル」から若い女性たちが消えた
第2章 「男=女」―「アエラ族」はなぜ“生きにくい男たち”と同じになりたがるのか
第3章 アエラ族は、不幸になる―歪められた「婚活」時代
第4章 「アエラ族」に告ぐ―「孤独なおひとりさま」の老後に覚悟はありますか
第5章 行き過ぎた「女尊男卑」の果てに
第6章 「アエラ族」の品格と孤独
第7章 「女」に生まれたことは本当に損か―「アエラ族」よ、何が言いたい
エピローグ―リーマン・ショックが日本人に「家庭」を取り戻させた

著者等紹介

桐山秀樹[キリヤマヒデキ]
1954年、名古屋市生まれ。学習院大学法学部政治学科卒業。雑誌記者を経て、ノンフィクション作家に。定年後の海外移住家族をルポした『第二の人生いい処見つけた』(新潮社)でデビュー。ホテル、旅行、航空等サービス産業を舞台にしたホスピタリティの研究、地域活性化や企業再生の取材ルポ、オーナー企業経営者の伝記等を数多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

3
(2009,367.21)日本の女性史・事情。「史」というほど幅はない。367.1(女性問題・一般、婚姻)ではない理由がちょっと不明。Asahi Shimbun Extra Report and Analysis,ラテン語で「時代」のAERAの話。なんか評される方も評する方も哀しい感じ。「痛い」と断ずるまでではないけど・・・。「他の考察はよいけど」とあるがそうでもない。「放射能が来る」の毒ガスマスクの表紙は、福島人の私には忘れられんシロモノですから2020/05/02

やころく

2
率直に言って、他の本からの引用が多く、コピペの印象が拭えませんでした。 アエラという雑誌批判に始終していて新たな提言も少ないし、最終的には良妻賢母が好きな中年の戯言、と感じました。2015/12/02

もみ

2
著者はなにを怒ってるんだろう?アエラの女性記事に対して「こんな女いるのか?」と問い、いないかもしれない女性(アエラ族と命名)とアエラに腹をたててる本。私も20年近くアエラ読者だったけど登場人物をシンボリックにして際立ててるだけだと読んでたけどな。2012/05/30

しゅり

2
久々に駄本に出会った。矛盾が多く何が言いたいのかよくわからない上に、時代錯誤的考えの羅列。例を挙げると、「男の面倒が見られ、世話が焼ける、それが女性にできなくなっているということは、働く女性が男以上に働きすぎ、精神的健康を害しているからに他ならない」…女性が男性の面倒を見る事が前提で、それが出来ない女性は精神的健康を害しているなんて、正気の沙汰で言っているのだろうか。他にも「妻・主婦・母親としての役割は貴重なセイフティネット」など。セイフティネットの意味を履き違えるにも程がある。読む価値なし。2011/09/19

takkyun1419

2
アエラの記事に違和感を感じることが多かったため手にとって見たが、この本の主張にも疑問を感じることが多かった。著者の身の回りの状況や思い込みで書いちゃった、って印象。。それじゃアエラと変わらないよ・・・2011/08/22

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